福岡市博多区の中洲(なかす)といえば、多くの飲食店や屋台が軒を連ねる九州最大の歓楽街だ。そんな中洲で見かけたのが「業務スーパー」ならぬ「餃子スーパー」。パッと見た感じは “業スー” なのだが、よく見ると “餃スー” なのである。
とにかく今回は、中洲にある業務スーパーっぽい「餃子スーパー酒場 博多中洲店」に行ってきたので報告したい。外見だけが業スーっぽいかと思いきや、コスパも業スー。めちゃめちゃお得に飲み食いできたぞ……こ、これが中洲のギョウスーなのかァァァアアアア!
・スーパーのような餃子屋
地下鉄空港線・中洲川端駅の3番出口から1分もかからない場所に店を構えている「餃子スーパー酒場 博多中洲店」。本当は中洲の屋台でラーメンを食べるつもりだったが、業務スーパーっぽい看板に導かれてまんまと入店してしまった。
どうやら同店は、バリエーション豊かな “ひとくち餃子” をスーパーのようなお手頃価格で楽しめる居酒屋らしい。ちなみにメニューもスーパーのチラシみたいで、これでもかと “スーパー感” を前面に押し出している。配色も見覚えがあるし……
自ら「餃スー」と名乗っている。
もう確定……と言っていいだろう。これほど業務スーパーへのリスペクトが感じられる餃子屋には出会ったことがない。そんなことを思いながら、とりあえず「生ビール」と「焼き餃子」「水餃子」「ネギ餃子」を注文。餃子はどれも6個入りで329円だった。
まずやってきたのは生ビール。グラスには妻夫木聡と書いてあった。聞けば、福岡に縁のある有名人の名前入りグラスも名物なのだとか。郷ひろみ、松田聖子、橋本環奈、池田エライザ、小峠英二などなど……複数人で注文したらクジ引き感覚で楽しめるかも。
んで餃子はどれも小さめ、ひとくちサイズ。美味しかったのは、パリッと焦げ目がついたネギ餃子。サクサクカリカリの食感でピリ辛。ビールで流し込めば1日の疲れが吹き飛ぶだろう。ただし……意外なことに餃子スーパーの主役は餃子ではなかった。
・業務用がヤベェ
というのも、これから登場するメニューのインパクトが凄まじく……ぶっちゃけ餃子の記憶がほとんどないのだ。頼んだのは名物の「もっちゃん焼き(439円)」と「業務用豚バラ串(418円)」「業務用レモンサワー(1099円)」。とくに “業務用” に注目してほしい。
巨大豚バラ串を持って「これ全部食べられるかな」と思った直後の出来事だった。
…………
超特大のレモンサワーが来て震えた。
ほぼバケツである……業務用レモンサワーは通常サイズの約5杯分とのこと。餃子と生ビールでウォーミングアップをしたフードファイターみたいな雰囲気になってしまった。
いやいや違う違う違う。なんなら翌日は法事なんですけど。自分で頼んでおいてなんだがベロベロになってる場合じゃねえええええ!
とはいえ、お腹がはち切れるまで飲み食いして、お会計は3162円。しかも会員カードをもらったので、次回以降は会員価格になるそうだ。餃子は1皿299円、業務用サイズの料理もお酒も割り引かれるという。複数人で行けばかなりリーズナブルに楽しめそうだぞ。
ちなみに営業時間は朝4時まで。福岡・中洲のコスパ最高居酒屋「餃スー」は覚えておいて損はないだろう。居酒屋界の「業スー」なので機会があればぜひ行ってみてくれよな!
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名:餃子スーパー酒場 博多中洲店
住所:福岡県福岡市博多区中洲5-1-7 スプーンビル2F
時間:17:00〜28:00
休日:無休
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.
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