当編集部はうどんよりもそば派が多い気がする。事実、中澤星児はそば屋を食べ歩く「立ちそば放浪記」を、GO羽鳥は自宅で楽しむ「家そば放浪記」をそれぞれ執筆している。

何を隠そう私(佐藤)も断然そば派である。そんな私が最近注目したのは「名代箱根そば」の豆腐一丁そばである。

冷たいそばに豆腐を丸ごと一丁ぶち込んでいるらしいのだが、この商品の売り文句がかなりの力技だった……

・夏だ! 海だ!

小田急線沿線を中心に店舗を展開する箱根そばは、毎年夏に豆腐一丁そばを提供している。人気商品で定番化を希望する声があとを断たないのだとか。

2022年7月18日から8月21日までの期間限定で販売価格は税込550円。なお一部の店舗では価格が異なるので注意して頂きたい。また姉妹ブランド「箱根そば本陣」での販売は行っていない。


ずいぶん昔から夏の定番として販売しているらしいけど、実は食べるの初めてなんだよねえ。今日はその記念すべき初体験である。さて、ポスターを見ると……


「夏だ! 海だ! 豆腐一丁だ!!」


「夏だ」と「海だ」はわかる。そこから「豆腐一丁だ!!」への “論理の飛躍” がすごいな。海と豆腐がつながっていない、これはまさしく力技。強引ではあるけど、夏のド定番ってことだよね。

まあ、季節商品だから「風物詩」といっても決して言い過ぎではないと思うけど……。


・そば入り冷やっこ

これがその豆腐一丁そば。丼の中央にデン! と豆腐が鎮座している。存在感ハンパない。


豆腐の脇を固めるのは天かすと花かつお。メインはそばのはずなのに、豆腐を引き立てるための盛り付けになっちゃってる。豆腐入りそばというより、そば入り冷やっこみたいだな


まずは豆腐を食べてみよう。食べやすい大きさに切って口に放り込むと、それだけで口のなかは涼やか~。やっぱ夏はコレだよね。食欲がわかないときほど豆腐が美味しく感じる。


そしてそばをズルズルリ。箱根そばは麺よりもつゆの美味しさが際立っているね、出汁が効いてて、ひと口食べるとクセになる。


豆腐は切り分けて食べるのも良いけど、崩して食べるのもいいな。見た目は悪いが味はいい。砕いた豆腐をそばに絡めて食べると、ジャンクな美味さを楽しめる。ひょっとして、ちょっとだけマヨネーズを入れると良いかもねえ。


ってな訳で、期間数量限定の豆腐一丁そば。気づいたら品切れになっているかもしれないので、食べたい方はお早めにどうぞ~


・今回訪問した店舗の情報

店名 箱根そば 代々木上原店
住所 東京都渋谷区西原3-8-5 小田急アコルデ代々木上原1F
時間 7:00~21:00

参考リンク:PRTIMES
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24