先日、1個のパンを3人で分け合う機会があった。細長い小さなパンを3等分にカットすると、真ん中にちょこんと具が入っていたので、両端を食べた2人は損をした気分に……そんなわけで食後「もっと平等に分ける方法はなかったのか?」と意見を出し合う流れになった。

「斜めに切る(やっぱり真ん中が得をする)」とか「横3等分にする(3等分するほど幅がない)」とか様々な意見が飛び交う中……その中の1人が「あっ、こうしたら良くない?」と素晴らしいアイデアを思いついたので、一応、皆さんにも共有しておきたい。

・仲良くパンを分けたい

最初に断っておくと、今回の「パンを分ける」という議題は、その場にいたメンバーが軽いノリであれこれ言い合った中で生まれたアイデアだ。よってクイズのように正解・不正解は特にないし、厳密に言えばもっと正確な案もあるかもしれない。

もっと言うと「てか、小さなパンを3等分するなよ」等の意見もあるだろう。たまたま小さなパンを1つもらって「3人で仲良く分けましょうかね」という和やかな空気が流れていたことは記述しておく。そういうことってあるでしょ。ま、ただの雑談みたいな感じであります。


・編集部のメンバーに同じ質問をしてみた

もし同じようなシチュエーションになった場合、編集部のメンバーはどのようにパンを分けるのだろうか。それぞれにアイデアを求めたところ……


GO羽鳥編集長と和才副編集長が同じアイデア。たしかに具がきっちり3等分に分かれている。上手にカットできれば仲良く分けられるだろう。さすがだ……。


他のメンバーも脳みそをフル回転させて、できる限り平等になるような案をひねり出した。

それぞれの熱いメッセージは割愛するが「1個のパンを仲良く分けたい」という思いは全員から感じられたので、結果がどうあれ奪い合いやケンカにはならないはず。あえて正解を言うなら「仲良く分けたいという気持ち」なのかもしれない。


・感動したアイデアとは

では、実際に現場ではどのようなアイデアが生まれたのかというと……


6等分にカットして、A君とC君は「具のない端っこ」と「具だくさんの真ん中」を取り、B君は「少しだけ具が楽しめる部分」を2個取るという分け方。これなら仲良く食べられそう、でもB君が結局お得かも、いや実際はA君、C君の方が……とさらに盛り上がったのだった。

何度も言うように、今回ご紹介した方法が答えではないが、同じような状況になった時の1つのアイデアとして頭の片隅にでも置いていただけたら幸いである……いや本当に現場にいた全員が「これは天才!」って叫んだんですよ。ああもっとこの感動を正確に伝えたいなァァ〜!


執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.