群雄割拠のハンバーガー業界に、さらなる黒船来襲! 2022年3月、東京・表参道にアメリカから「ウェイバックバーガー」がやってきた!!

ここにヴィーガン向けの「ネクストバーガーヴィーガンセット」ってのがあるらしいので、食べに行ってみたところ……。肉を使わない菜食メニューの問題点を垣間見てしまった

・日本初上陸の米チェーン

ウェイバックバーガーは現在世界38カ国で展開している、アメリカで人気のハンバーガーチェーンなのだとか。コネチカット州に本社を持ち、30年の歴史をもつという。日本の1号店は表参道ヒルズのすぐ近く、以前モスバーガーのあった場所に店舗を構えている。


メニューの主力はもちろんハンバーガー。それからミルクシェイクやスムージーも売りのようだ。


定番のハンバーガーを見ると……、ちょっと値段が高いかなあ。クラシックバーガーが単品で税込1200円。セット(ポテトMサイズ+ドリンクS or Mサイズ)でも税込1700円かあ。

いわゆるグルメバーガーの部類に入るだろう。なお、もっとも安いハンバーガーはバッファローチキンバーガー(単品税込850円)である。


・ヴィーガンメニューの問題点

今回頼んだのは、グランドメニューに記載にない商品「グリルドマッシュルームネクストバーガー」のヴィーガンセットである。

近頃肉を控えている私(佐藤)にとって、このメニューはありがたい。ネクストミート(代替肉)を使用しているので、環境負荷も抑えられるのだろう。だから「地球をおわらせない。」と書かれているのかな?


そしてこれがヴィーガンセットだ。ドリンクはオーツ麦が主原料のネクストミルク。サラダには大豆が主原料の代替シーフード、ネクストツナ。そしてハンバーガーには代替肉パティを使用しているそうだ。


まずサラダの美味しさに驚いた。野菜は新鮮でみずみずしく、久しぶりに美味しいトマトを口にした。ネクストツナは一般的なツナと味も食感もソックリ、原料が大豆とは思えない


ハンバーガーのバンズ(パン)にはほうれん草が練り込まれていて、写真ではわかりにくいけど淡い緑色をしている。


食いごたえは思った以上にしっかりしている。この種のヴィーガン商品は、薄味で食感が貧弱なものが多い。だが、これはそれらと全然違う。食い甲斐があって味わいも豊かで、ヴィーガン食材が着実に進化していることを感じ取れる。代替肉、代替シーフードはここまで来たか!


食べ応えも味も文句なしなんだけど、1つ問題が……。というのはセットの値段が高いんだよ


このハンバーガーが単品で税込1100円、ヴィーガンセット税込2300円。さすが頼むのをためらう値段である。食材が進化しても価格が手頃でなければ繰り返し食べることができない。価格だけもうちょっとどうにかならないと、ヴィーガン食材は普及しない気がするなあ……。

とにかく、日本初上陸のハンバーガーチェーン。今後お店は増えるのだろうか? 気になるところである。

・今回訪問した店舗の情報

店名 ウェイバックバーガー(Wayback Burgers)表参道店
住所 東京都渋谷区神宮前4-11-6表参道千代田ビル2F
時間 10:30~22:30(L.O.22:00)
定休日 年末年始

参考リンク:PRTIMES
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
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