ウーバーイーツ(Uber Eats)の検索機能はアホであると過去の記事で書いておきながら、こんなことは言いたくない。でも、忖度(そんたく)なしに公表するのが私の義務。よって、単刀直入に言ってしまおう。
ウーバーイーツはカテゴリー表示もアホである。身も蓋もない言い方だが、マジでアホである。どうしようもなくアホである。どのへんがアホかと言われたら、例えば「天ぷら」。
当然ながら「天ぷらカテゴリー」には天ぷらを提供しているお店が並んでいるかと思いきや……
!!!!
エビフライ!?
そう、「天ぷらカテゴリー」のアイコン画像からして天ぷらではないのだ。入り口の時点で間違えているあたり、「アホになっている」と言われても文句を言えないと思うのだがどうだろう?
と言うか、天ぷらを食べた経験のない人がアイコンを決めているような気がしなくもない。あるいは、「天ぷら=エビを揚げたりする料理」というアバウトな知識をもとにアイコンを作った結果こうなったのかもしれない。
・表示されるお店の基準が謎
さて、ではそのカテゴリーにどのようなお店が表示されたかというと……
たしかに、天ぷらのお店は出てきた。だがしかし!
大阪王将!?
キューバサンド?
はま寿司にケンタッキー!?
ご覧のように、天ぷらの基準がユルすぎるのだ。ウーバーイーツとしては、揚げたものが1つあれば全部「天ぷら認定」しているのかもしれない……と思ったら! その基準は想像していたより複雑怪奇であった。というのも、
タピオカ!
酒屋にドトールにインドカレー屋?
日比谷花壇!!!!
なんと、以前の記事で紹介した花(ブーケ)も天ぷら認定されているではないか。もはや食べ物でさえないぞ。ウーバーイーツは「天ぷら」を一体何だと思っているのだろう?
よく分からないが、1つ言えることは「天ぷら」カテゴリーの料理を見ているうちに、天ぷらの口ではなくなってしまいがちということ。
なにせ、「天ぷら」を置いてそうな店は全体の1〜2割ほど。まぁこのあたりは当然ながら住んでいる地域にもよるだろうが、私が確認した範囲では8割以上が天ぷらと無関係であった。
したがって、「天ぷら」カテゴリーの中に「天ぷら」よりもっとコッテリしたメニューはいくらでもあるし、コスパの高いものだっていくらでも出てくる。結果的に……
こうなってしまう。
もちろん、ケンタッキーを選んでしまうのは ただの個人的好みである。ただ、「天ぷら」を探していたのに似たようなことをしてしまう人は結構多いのではないだろうか?
・天ぷらだけじゃないのだけど
まぁ、ぶっちゃけ言うと他のカテゴリーでも似たような傾向は見られるのだが、アイコンの段階で “エビフライ食べたい欲” をかき立ててくる点からして、「天ぷら」カテゴリーは特に悪質かと思う。
というわけで、タイトルで記載していることをもう1度繰り返して、本記事を終わりにしたい。「天ぷら」を食べたいときにウーバーイーツを開くのは絶対やめとけ。以上!
執筆:出前アプリ研究家・和才雄一郎
Photo:RocketNews24.
ScreenShot:Uber Eats(iOS)