明和電機とは、電機工作・音楽などが組み合わさったアートユニット。パラレルワールドの電機屋さんとして数々の不思議発明品を世に送り続けている。
代表作としてはオタマトーンがあり、2009年の発売以来国内外で12万個以上を売り上げ、2022年現在も大人気の商品。2018年にはカービィ、2021年には初音ミクコラボデザインが発売されて話題になった。
そんな明和電機に福袋があると聞いたので注文してみた。中身は非公開だったため、ドキドキしながら開封してみたぞ……!
・明和電機福袋(梅)税込5000円 の中身
・バウガン
・バウガン 虎カスタマイズ用シール
・オタマトーン日本版(歌舞伎)
・ロゴシール 4種
・ツマミ型マグネット
・スシビート 2個
今年の明和電機の福袋には松(1万5000円)、竹(1万円)、梅(5000円)の3種類があり、筆者は梅を購入した。並べてパッと眺めただけでもさすが明和電機、「普通じゃないな!」と思わせてくれるワクワクなラインアップだ。
・オタマトーンを演奏してみた
初めて明和電機のアイテムに触れる身としては、やはりまず気になるのはオタマトーン。
こちらは2018年に発売された和風デザインということで、主には海外からの観光客向けのシリーズだと思われる。コロナ禍で需要が減ってしまったのかと思うと切ない気持ちにもなるが、せっかくだから魂込めて演奏してみようじゃないか。
まずは電池を入れ、電源をオンに。
音量は大と小の2段階、音程はハイ、ミドル、ローの3段階に調整できる。
黒いラインの部分を指で押すと「ハァ~」または「アァ~」みたいな感じのちょっと間抜けなゆるい音が鳴る。
押さえる場所によって下側は高音、上側は低音とシームレスに音階を調節できる。
顔のサイドを押すと口がパカパカとして可愛い。口の中にスピーカーが入っているため、音の響き方の違いよるビブラートをきかせることができる仕組みだ。
説明書を読みながら挑戦しているのだが、これがなかなか難しい。
オタマトーンには音階の印がついていないため、初見ではどこに「ド」の音があるのかわからない。付属の対応表を見つつ、勘を働かせながら鳴らしてみるのだが……微妙に狙いとズレて音が鳴るのだ。
しかしうまくいかないことが逆に面白く「なにクソ!」とつい練習してしまう。そして偶然ではあるが狙った音がキレイに出ると、スカッと気分が良いのだ。
今のところ筆者が間違いなく弾けるのは、ラッパのマークの正露丸のファンファーレのみ。もっと練習を重ね、いつかは難易度の高い曲にも挑戦するつもりである。
触ってみたいと思っていたが一歩を踏み出せていなかった明和電機のアイテムたち。普段全く音楽をたしなまない筆者にとっては10年以上ぶりに触れた楽器となった。
ゲットしたからには必ず演奏できるようになってみせる! という闘志をメラメラと燃やしながら目下練習中だ。うまく演奏できるようになったらどこかで披露させていただくつもりなので、ゆるく期待して待っていて欲しい……!!
参考リンク:明和電機オンラインショップ
執筆:高木はるか
Photo:RocketNews24.
▼ちなみに初音ミク公式YouTubeチャンネルでは、クリプトン・フューチャー社員の方が恐ろしいほどの技術で『千本桜』を演奏されている。どれほど練習したらここまでのクオリティでオタマトーンを弾けるのだろうか……。
▼バウガンは、犬のようにワンワン鳴る笛。
▼虎カスタマイズ用のシールを貼ることで……
▼こちらの虎柄バウガンに変身するということだそうだ。
▼スシビートは、基盤に電池を入れてボタンを押すと 短いメロディーが流れるというおもちゃ。
▼こちらからは明和電機 社歌のワンフレーズが、
▼こちらからは「サバオで~す! イェイ! 子宮から来ましたぁ~!」という音声が流れる。
▼ちなみにサバオとは、13週目の胎児の顔のピストル型腹話術人形ということ。なにを言っているのかわからないが、恐怖を感じずにはいられない……。
▼つまみ型マグネットは2022年限定デザイン。
▼オタマトーンで演奏ができるようになったあかつきには、愛車にこちらのステッカーを貼るつもりだ。