枕なんてどれも一緒でしょ。そう思っていた時期が私にもあった。だってホテルとかで枕が変わっても秒で寝られるし、特別これと言ってこだわったことがない。正直、コンクリートの上じゃなければ睡眠に困らず生きてきた。

ただ、年齢の波というやつか。30代後半に入ってから、どうも調子がよろしくない。腰が痛いだけでなく、最近は肩こりも感じて体の休まるときがないのだ。困ったもので夜中に目が覚めてしまうこともあるんだよなぁ……これって使い古したフニャフニャの駄マクラを使っているから?

・ニトリの枕を買ってみた

何か少しでもいいから状況を改善しよう。そう思い立ってやってみたのが枕の買い替え。以前、当サイトではニトリの「ホテルスタイルまくら」をレポートしており、執筆した和才記者は「自分史上最高」と語っている。よし、2000円ほどとお手頃だし同じやつを買うか!

……とも思ったが、調べていたら「高さ10ヵ所調整できる枕(税込4990円・送料別)」なんて商品が出ていたから思わずポチってしまった。通販サイトに寄せられたユーザーのコメント評価も上々だし、きっといいものなんだろう。値段もホテルスタイルより上だし。


・まさかの展開

注文してから数日後、我が家にニトリの「高さ10ヵ所調整できる枕」が届いた。第一印象としては「結構でけぇな」。

サイズは幅40×奥行60×高さ12cmで触ってみたらなかなか硬め。本来、私は硬い枕の方が好みだから、これまで使ってきたフニャフニャの駄マクラを強制引退させる時が来た。

さて、それではお手並み拝見。新しいベッドを買って全身ダイブするときのごとく、とりあえずニュー枕に顔から突っ込んでみた。すると……


めちゃくちゃ高いやないか


枕は体のラインと水平になるのがベスポジとか聞いたことあったけど、一体全体これは何なんだ……。このまま寝て朝起きたら絶対に首がぶっ壊れている自信がある。というか、この「硬い&高い」ままじゃ寝られない。


しかし、説明書を読んで一安心! 商品名に「高さ10ヵ所調整できる」とあるように、なんとこの枕の中には……

本体にプラスして全体と部分を調整するウレタンシートが入っており……


これらを引っこ抜いたり、部分を調整してベスポジを探していくワケだ。デフォルトだと引っこ抜かなくて使う人なんているのかとも思うほどの高さだったが、サイズはもちろん枕の好みも人それぞれ。

ちなみに本体内部に入っているパイプは、ファスナー部分から出し入れすることで高さを調整することができる。これをそば殻、ラテックス(ゴムの木から採った樹液を加工した天然素材)にしてもいいそうな。よ〜し、それじゃ自分だけの枕を作っていこう!


・少しずつ枕を調整

それからというもの、ゆっくりと時間をかけて枕を調節していった。まずは全体調整シートを排除したら、それだけでも高さがグッと低くなり十分寝られるようになった。もうこれでいいやという気にもなったが、ニトリの枕が本領発揮してきたのはここから……!

YouTubeの説明動画を見ながら最適解を模索。私は基本的に仰向けで寝るスタイルなので、頭がすっぽり収まるように部分調整シートの真ん中をとった。ただ、1つだけ大きな問題があって、私は赤ん坊の頃から「無意識に右を向いちゃうマン」なのだ。

小さい頃からのクセのせいで、今も頭の右側はちょっとヘコみ気味。大人になっても変なクセは治らないらしく、首を右に向けて寝落ちすることも少なくない。改善すべきは右。そこで応急処置として、部分調整シートを右側に入れて高さを加えてみたところ……!!

なかなかどうしてガチッと右サイドを守ってくれた。これまでだと朝起きたら右首から肩にかけて痛いことも珍しくなかったが、随分と改善されたような気がする。もちろん、中央を低くしているのでスッポリと頭を沈めて仰向けで眠るもよし。

枕購入からおよそ1ヶ月、駄マクラを使っていたときにあった肩の疲れは減ったような気がするし、目覚ましをかけてなかったら永遠と寝そうなくらい快眠できている。相変わらず持病の腰は痛いけど、夜中に起きることなく爆睡しているのは枕の関係もありそう。

・枕の重要性

なお、同商品は横向けで寝る人にも対応しており、自在に枕を作っていけるところが好評を得ているようだ。また、丸洗いできるところもなかなか優秀で、痒い所に手が届くというかこれが5000円で手に入るなら安いものだろう。

たかが枕、されど枕。今回私は枕の可能性を感じ、もうちょっと前からこだわっておけばよかったと後悔したのだった。人生の大半は寝ているワケだし、これからは寝具にも気をつけて体を労ろうかなぁ。

参考リンク:ニトリ「高さ10ヵ所調整できる枕(パイプ)」
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.

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