合法ハーブ、ヤバい粉、マジックスパイス──。これらは全てサイゼリヤの『やみつきスパイス』を意味する言葉である。やみつきスパイスとは2019年に登場して以来、圧倒的な人気を誇る「アロスティチーニ」に添えられている調味料のことだ。

その『やみつきスパイス』が、店内で単品オーダーできるようになったのは2020年のこと。そして昨年の終盤からは何と『持ち帰り用やみつきスパイス』が登場しているのだ。ズバリ、家スティチーニ待ったなしである!

・マジで人気

あまり煽るような言い方は好きではないが「アロスティチーニ」がメチャメチャ人気があることは紛れもない事実。なにせ一時は売れすぎて販売中止になっていたことからも「アロスティチーニ」の人気っぷりがわかるというものだ。

好き嫌いが分かれる賛否両論食材「羊肉」を串焼きにしたアロスティチーニは、イタリア中部・アブルッツォ州の名物料理……だと、Wikipediaに書いてあった。いずれにせよサイゼリヤクラスの飲食店で羊が提供されることは、羊大好きっ子としてありがたい限りである。

・ほぼ主役の『やみつきスパイス』

そのアロスティチーニはクセの少ないラム肉もさることながら『やみつきスパイス』が馬鹿ウマ! なんなら『やみつきスパイス』が主役……とまでは言い過ぎだが、単なる調味料の域を超えていることだけは間違いない。ディアボラといい、やみつきスパイスといい、サイゼリヤはマジ天才。

で、その『やみつきスパイス』が持ち帰りメニューとして全国のサイゼリヤに登場した。価格は300円で内容量は20グラム、賞味期限は1年である。え、もしかしたらコレがあれば……家でアロスティチーニやりたい放題ちゃうの?

味については1つも欠点が無いアロスティチーニだが、唯一残念なのは「ボリュームに欠ける」ということ。山のようにアロスティチーニばかりオーダーするのも品がない。だがやみつきスパイスが家にあれば、あとはラム肉を用意すればOK……なハズだ。

・家でアロスティチーニ

というわけで、サイゼリヤで『やみつきスパイス』を、近所の肉のハナマサで「ラム肉」を購入。串に刺すのが面倒だったため、とりあえずはラム肉を焼肉形式で焼いてから『やみつきスパイス』で食べてみることにした。

塩コショウもせず、ただホットプレートでラム肉を焼いて『やみつきスパイス』で食べてみたところ……


家スティチーニである!


串焼きと焼肉の違いはあるにせよ、トータルとしては間違いなく「アロスティチーニ」でしかない。ラム肉の風味とクミン・ハーブ・にんにくの香りが交じり合った味わいは「最高」の一言。薄々気付いてはいたが『やみつきスパイス』さえあれば、ほとんどの羊肉は美味しくいただけるハズだ。

・お子様もOK

また、意外なことに5歳の娘も『やみつきスパイス』が大変気に入ったらしい。実は『やみつきスパイス』には辛味成分が含まれていないため、子供でも普通に食べられる。羊肉さえ苦手でなければ、ぜひチャレンジしていただきたい。

ちなみにハナマサで購入した羊肉は100グラム250円ほどだったので、コスパ的にも “家スティチーニ” は最強だ。羊肉には目が無いという方は『やみつきスパイス』を家に常備してもいいのではないだろうか? それほど『やみつきスパイス』は羊肉を美味しくしてくれる。

というわけで、羊好きにとって『持ち帰り用やみつきスパイス』は朗報以外の何物でもないハズ。ヤバい粉が300円で購入でき、家で思う存分楽しめるなんて何ともいい時代である。

参考リンク:サイゼリヤ公式サイトWikipedia
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.