近年、事前に中身が分かる福袋が増えてきたが、それはそれでいいものだ。中身が分かるからこそゴミをつかまされる確率も低いし安心安全。消費者としても気前良く福沢諭吉先生を財布から出せるってものである。

その代表的な1つが美術の殿堂「世界堂」の福袋だが、2022年は1万5000円の福袋だと3万円相当のものが入っているらしい。買った時点で1万5000円の “勝ち” が決まっているなんて素晴らしや〜! 実物をゲットしてきたので中身を見ていこう!!

・福袋(1万5000円)の中身

・ターナー U-35 20ml 24色セット
・リキテックス ヘビーボディ4色(色はランダム)
・ダニエルスミス5ml プリマテックイントロダクトリー6色セット
・ウィンザー&ニュートン ドローイングインク 12色セット
・こどものかお ピクシー パウダー3色(スペアミント、ストローイエロー、アクアラグーン)
・ぺんてる水彩ビスタージュミッドナイトMIX
・ファブリアーノブロック SMサイズ(荒目)
・VIC変形キャンバス20cm三角型
・びじゅチューンお絵かきちょう
・ターナーペーパーパレットS
・世界堂クロッキー帳A5


3万円相当とあって、これでもかと ぶちこんであって豪華だ。全部使いこなせる人は美術の先生くらいなんじゃないかと思ったのはさておき、さすが「額・絵・画材 日本一安く売る店」を掲げているだけに量がハンパじゃない。

さて、せっかく福袋でいろいろゲットしたのだ。ここで私も1つイラストを……と思ったのだが、一通り触ってみて大事なことに気づいた。


この福袋……


筆がないッ……!


事前に中身が分かるから安心安全と言っておきながら、初歩的なところで痛恨のミス。手元に筆がなければ、怒涛の福袋特集で時間もないし……そうだなぁ。


・福袋の中身でイラスト

そこで今回は、福袋に入ってた「ぺんてる水彩ビスタージュミッドナイトMIX」を使ってイラストを描くことにした。ちなみにここ2年、世界堂の福袋でピカチュウを描くのが私のお決まりとなっていて……

2020年


2021年


といった感じで新年をピカチュウとともに迎えてきた。今年も福袋を活用するため、変形キャンバスを使ってみたところ……


なんだか似てそうで似てない不思議なピカチュウが爆誕してしまったが、なんだかんだ3年連続でピカチュウを描けたことでいい1年となりそうだ。

まだ今は完成していないものの、新年落ち着いたら筆を買って塗ってあげたい。ちなみに世界堂の福袋は3種類で1万1000円だと2万3000円相当、7500円だと1万5000円相当のものが入っている。数に限りがあるため、ゲットしたい人はお早めに!

参考リンク:世界堂
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.

▼セットの中身はこんな感じ(クロッキー帳はB5になっているがA5サイズとのこと)