回転寿司チェーンの出店が止まらない。「スシロー」「くら寿司」の2大勢力は、都市型店舗を相次いで出店している。そのくら寿司は、2021年12月9日に東京・原宿にグローバル旗艦店と位置付けたお店をオープンした。

ここでしか食えない「すしクレープ」があるらしいので、その味を確かめに行ってきた！

・グローバル旗艦店

お店は東京メトロ明治神宮前駅から徒歩約1分のところにある。お店のある建物に行くと、柱にデカデカと「くら寿司原宿」と貼り出されている。めっちゃ力が入ってるな。

もしや開店初日で入店待ちか!?　と思ったら、席数が245席もあるからか あっさり入れた。店内は木を基調としたモダンな造りで、新しくて清潔感がある。ちなみに内装は佐藤可士和氏が監修しているらしい。

・スイーツ屋台が……

ここで頼むのは店舗限定のクレープだ。スイーツクレープはもちろん、すしクレープもあるぞ!!　くら寿司の上質なスイーツのブランド「KURA ROYAL」を展開している。このクレープもKURA ROYALの仲間なのだとか。

他の商品と同じように、注文はテーブルのタブレット端末で行う。出来上がると画面にお知らせが表示されるので、「スイーツ屋台」に取りに行くという流れだ。

スイーツ屋台？　なにそれ楽しそう！　お祭りの出店みたいなものだろうか？　期待しながらスイーツ屋台に取りに行ってみると……

これは屋台というよりただの「品出しカウンター」な気がしなくもないが……とにかく料理を見てみよう。

・シャリがある！

さて、すしクレープの実物がコレ！　まずは「イベリコ豚カルビ」（税込380円）だ。

シャリが入ってるんだけどわかる？　見えるところにシャリがあるぞ。

シャリはコレだ！

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この茶色いのがシャリ！　小さく握ったシャリを揚げた「揚げシャリ」が入っていた!!

そしてもう1つは、「sushiクレープツナサラダ」（税込380円）。

こっちにも揚げシャリが入っているぞ。

実施に食べてみると、寿司ともクレープとも言い難い商品だった。もっちりとした生地の食感は楽しいけど、揚げシャリがあること以外は目新しさがない。今どき食事系クレープなんて原宿ならどこでも食えるし、スイーツ系ならなおさらだ。

「映（ば）え」（見映え、SNS投稿時の視覚インパクト）を狙ったらしいけど、映えてないしなぁ……。ソフトクリームなどのスイーツメニューを含めてもインパクトはそこまで高くない。

・くら寿司ならもっと出来るはず

今までのKURA ROYAL商品は、従来の回転すし屋にはない高いクオリティがあった。「これが回転寿司のデザートか!?」と驚かせてくれたのだが……。

このお店では「寿司 × スイーツ」をコンセプトに掲げているにもかかわらず、出来上がったものは中途半端と言わざるを得ない。寿司っぽい具材をクレープ生地で包んだだけで、味も見た目通りというか想像を越えていない。

そもそも「原宿だからクレープ」という発想が浅はかな気もする。もっとできるだろ、くら寿司よ!!　回転寿司のなかで、もっとも品質の良いデザートを作れるはずなのに、なんでこんな中途半端なんだ？

とにかくまだ始まったばかりだ。さらに進化して、本当の驚きを与えてくれるスイーツに期待してるぞ。

・今回訪問した店舗の情報

店名　くら寿司 原宿店
住所　東京都渋谷区神宮前4-31-10　ワイ・エム・スクウェア原宿4F
時間　11:00～23:00

参考リンク：くら寿司
執筆：佐藤英典
Photo：Rocketnews24
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