コンビニおにぎりの定番になっているいくらおにぎり。でも、私(中澤)は、コンビニでいくらおにぎりを買って食べた時こう思うことがある。「具、少なくない?」と。
食材が高価なので他より少なめなことは理解するが、いくらなんでも少なすぎることがあるのだ。いくらだけに。コンビニによって中身の量が違ったりするのだろうか? そこでガチ調査してみることにした。
・価格
というわけで、ローソン、ファミリーマート、セブンイレブンでいくらおにぎりを購入。ローソンは「金しゃり いくら醤油漬け(税込み215円)」、ファミリーマートは「ごちむすび いくら醤油漬け(税込み198円)、セブンイレブンは「新潟コシヒカリ熟成いくら(税込み190円)」といずれも普通のおにぎりよりちょっと高価だ。
価格だけ見るとローソンが一番高い。一番安いセブンイレブンと25円差で、これはコンビニおにぎり界においては結構大きい差であると言える。2位のファミリーマートとも17円差だし。中身も価格通りなのか? 今、隠された真相にメスを入れよう。
・中身
というわけで、おにぎりを開いてみた。できるだけいくらの粒をつぶさないようにナイフで慎重に開けて3社のいくらおにぎりを並べてみた結果……
具の量が結構違う。
パッと見た感じ、1番量が多いのはファミリーマート。明らかにズバ抜けているように見える。2番がローソン、3番がセブンイレブンという感じで、ローソンとセブンイレブンは良い勝負だ。
・いくらの数を数えてみた
しかし、見た目だけでは目の錯覚とかがあるかもしれない。そこで、より厳密に調査するため、いくらの数を数えてみたところ……
ローソン:49個
ファミリーマート:90個
セブンイレブン:39個
──であった。やはり純粋な数でもファミリーマートがズバ抜けている。ファミマ凄い!
・食べ比べ
ところで、数を数えている際に少し気になったことがある。それはファミマのいくらが少し粒が小さめなこと。これが味にどう影響するのか? 3社のおにぎりを食べ比べてみたところ……
いくらの食感を感じられるのはやはりファミリーマート。しかし、意外とセブンイレブンがいくらの少なさを感じさせない味である。いくらの風味が強いのかもしれない。さらに米もウマイので、いくらが最大限に生かされているように感じた。
セブンに比べると、ファミマは醤油漬けの味が強い。一方、ローソンはちょっと個性に欠ける。価格が1番高いこともあって期待しすぎたのかもしれないが……。個人的にはコンビニいくらおにぎり勝負は、コスパのファミマと完成度のセブンの一騎打ちである。
私が感じたことのある「いくらの少なさ」は単純に量だけの問題ではなかったのかもしれない。同じいくらおにぎりでも3社で全然違う。ひょっとしたら、コンビニおにぎりの中で一番違いが大きい商品かも。
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
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