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【ビフォーアフター】「何してもOK」の条件で借りた地獄みたいな賃貸物件(5万2000円)をズブの素人が半年&100万円かけて自力リフォームしたらこうなった

2021年9月23日

なんでも今日9月23日は「不動産の日」らしい。不動産といえばつい先日に “土地付き100万円の物件” を購入したばかりだが、ふと振り返れば私は過去にも実に思い出深い物件を借りていたことがある。

遠い遠い昔(約20年前)の話だが、「何してもOK」との条件で借りた賃貸物件だ。いったいなぜ “何してもOK” なのかと言えば、ずばりボロすぎるからである。ボロいというか、何かの爆発後なのでは……ってほどの地獄部屋だった。

・信濃町駅から徒歩5分

家賃は5万2000円で、洋室13畳(21.5平米)。住居用ではなく事務所用なので人が住むのはNGなのだが、なぜか「男であれば住んでも良し」。また、よほどのことがない限り敷金は100%返却……という謎の物件。

どんな経緯で借りることになったのかは、その当時に描いた漫画『マミヤエレクトロ第22話〜魔窟〜』を参照してもらいたいが、実はこの漫画、「リフォームします」で終わったまま。話の続きを描いていないのだ。

よって今回、約20年ごしの漫画の続きの意味を込め、ビフォーアフターの写真を次ページにドドンと掲載! なお、リフォーム完了までにかかった期間は約半年。修繕費用は、機材や材料コミコミで約100万円といったところだ。

もしかしたら「100万円かけてコレ!?」と思われるかもしれないが、そこは今より20歳近く若かったハタチそこそこの私に免じ、どうか温かい目で見てやってほしい。ズタボロすぎる汚部屋は、はたしてどんな部屋になったのだろうか? その答えは、次ページへGO!

執筆:GO羽鳥
Photo:RocketNews24

▼信濃町駅から徒歩5分。雑居ビル1F奥の部屋だった。


▼このドアを開けると……


▼うぉぅ……


▼リアルゥ〜……


▼汚すぎるだろ……


▼なにがあったんだよ……


▼床も剥がれ気味


▼カビとコンクリートの香りがする部屋だった


▼年代物のエアコンをつけたらGの糞らしき物体がいくつも吹き出てきた


▼トイレは和式


▼ガス線むきだし


▼若かりし頃のGO羽鳥(22歳かな)


▼ベニヤ壁の向こうにコンセントがある感じ


〜リフォーム開始〜


▼とりあえずベニヤ壁を剥がすことから始めてみた


▼するとこの通り。カビだらけ〜! どうりで臭いわけだ


▼コンクリートに直打ちされた釘を引っこ抜く


▼Gの卵だらけのシンクも取り外した


▼ゴミだらけになっているものの……


▼だいぶスッキリしてきた


▼とりあえず、このカビをなんとかせねば……


▼シンクがあった場所はこんな感じ。つき出ているのは下水管だ。


▼掃除して〜


▼ゴミも分別


▼ホコリがすごい


▼ガスマスクしながらでないとクサくて作業できない


▼掃除機や工具を搬入


▼抜けなかった釘はグラインダーで切断


▼1本1本、丁寧に切り取った


▼その後はカビおとし


▼だいぶ綺麗になりました!


▼そしたら壁塗り。


▼まずは白を塗って……


▼その後に黄色を塗ることにした


▼天井は白。いろいろ試行錯誤した結果、最も部屋が明るく見えるのは白であることがわかった(←当たり前だけど)


▼巾木(はばき)の部分は黒にした


▼あとは床を1枚1枚……


▼はりつけて〜……


▼完成!


▼黄色と黒の部屋にした


▼シンクは赤。で、この部屋をどう使っていたのかというと……


▼ぐちゃーーーーっ! ゲーセンの筐体もある仕事部屋だった


▼バイクもある。パソコンのモニタが時代を感じさせる


▼仲の良いデザイナーさんと2人でこの部屋にこもって雑誌の仕事をしまくっていたが……


▼約半年ほど活動しただけで私が心身に異常をきたし、漫画家としての活動を一旦終了させる事態に。それと同時に、この事務所も畳むこととなった。


▼作業は半年。かかった費用は約100万。しかし活動したのも約半年……と、恐ろしくコスパの悪い部屋となってしまったが、学ぶことも多かった。この経験が、100万円の家の改造に生きれば良いなと思っている。

<おわり>


執筆:GO羽鳥
Photo:RocketNews24
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