氷をたくさん入れたステンレスタンブラーに『午後の紅茶』のストレートティー(微糖)を入れてグビグビ飲むのが大好きなのだが、いつもウ〜ム……と思うことがある。何かと言うと、時が経つにつれ「薄まる」のだ。

ただでさえ薄い午後の紅茶ストレートティー。カルディで売られている加糖の紅茶の濃さに比べたら雲泥の差である。それが溶けた氷で薄まったら……もう、ほとんど「うっすらと紅茶の味がする水」なのである。

しかしこのたび、ダイソーにてメシア(救世主)的な商品を発見した。それこそが100円で売られている『アイスバッグ』。お好みのドリンクでアイスキューブが作れるとのことで、なんと24回も使えるらしい!

箱を開けるとビニール袋が。よ〜く見ると、まるで「プチプチ」のように小さな部屋が連なっており、逆流防止弁が付いている本体口から午後の紅茶を注いてみると……

ほおおおおお!


ひっくり返しても……


大丈夫! これが噂の逆止弁!!


そんで冷凍庫に入れたら……


午後の紅茶アイスキューブの完成だぁ〜い!


必要な分だけハサミで切って……


ニュイン! と出したら……


良い感じ〜〜〜〜〜!


これなら時間が経っても午後の紅茶が薄まることなく、ずーっと永遠に午後の紅茶……!! なんなら、この氷が溶けるのを待っちゃおっかなぁ〜……♪


なんて思ってたら!


あれ?


そしてさらに数十分後!


あれれ? 白く……?


そしてさらに!


ホゲエエエエエエエエエエエ!


午後の紅茶アイスキューブのはずなのに、なぜ白くなっていくのか。一体これはどういうことなんだ?


とりあえず食べてみるか……


ぱく……


……


水やん!


無味やん!


単なる氷やん!


午後の紅茶、どこいった!?

──てな感じで、時が経った「午後の紅茶アイスキューブ」は単なる「無味の氷」になっていたのである。それはまるで、動物たちの血だけが抜かれる怪奇現象「キャトルミューティレーション」のごとく……。


なお、キャトルミューティレーションは一般的に宇宙人(グレイ)たちの仕業と考えられている。午後の紅茶アイスキューブもまた、未確認生物グレイたちの犯行なのかもしれない。

ちなみに午後の紅茶ストレートティーの茶葉はアールグレイ……ではなく “セイロン紅茶の女王” ことティンブラ茶葉。

一方、カルディで売られている無糖のアイスティーはアールグレイとなっている。このあたりのグレイ事情、さらに詳しく知りたければ『月刊ムー』の購読をオススメしたい。


参考リンク:キリン「午後の紅茶」カルディ「アイスティー アールグレイ無糖」月刊ムーTwitter
執筆:100均評論家・GO羽鳥
イラスト:マミヤ狂四郎
Photo:RocketNews24