ロケットニュース24

【100均検証】いまダイソーに売っている水鉄砲ほぼ全種類を試してみた結果、オススメなのはコレだった!

2021年6月3日

今ぐらいの季節、私はダイソーに行くたびにワクワクしている。なぜならば、水鉄砲コーナーが充実しまくっているからだ! 100円から500円まで、いろんな水鉄砲があるんだよねぇ〜!! ……でも、どれを選ぶべき?

ということで今回は、自称:水鉄砲マニアの私(41)が今現在ダイソーで売られている ほぼ全種類の水鉄砲を簡単に解説。来るべき水鉄砲シーズンに向け、ウエポン選びの参考にしていただければ幸いである。

・文句なしのオススメは……

最初に結論から述べてしまおう。真にオススメしたいダイソーの水鉄砲は、つい先日紹介した500円の『グレネードランチャー』である。カッコ良し、威力良し、命中精度も良し、すべてにおいて完璧の水鉄砲。これはもはや伝説だ!


・威力が欲しいならコレ

もしも威力(水圧)が欲しいという人ならば、「シリンジ式」の水鉄砲をオススメしたい(詳しくは後述)。上記『グレネードランチャー』以外のシリンジ式ならば、300円の『ビッグウォーターガン』がオススメだ。


・命中精度ならコレ

先述の『グレネードランチャー』も見事な命中精度であるが、500円の『ライフル型水鉄砲』も負けてはいない。発射時にブレが生じる「シリンジ式」ではなく、冷静に狙える「加圧式」なところもポイント高し。


──てな感じで上記3丁がイチオシなのだが、水をフル満にすると重くなる『グレネードランチャー』は大人でないと扱えないかも? 対して『ビッグウォーターガン』と『ライフル型水鉄砲』は大きさ的にも重さ的にもチビッコOKだろう。


さて、ここからはタイプ別に解説していきたい。みなさまの水鉄砲に対する興味が爆上がりすることを願って……。それでは、いっくぞ〜〜〜ッ٩( ‘ω’ )و


・「引き金式」の100円シリーズ

まずは100円で売られている拳銃的なシリーズから見ていこう。いわゆるひとつの「THE水鉄砲」であり、発射メカニズムも……

引き金を引いたらピュッピュと水が出る「引き金式(トリガー式)」だ。

お風呂で遊ぶならコレで良し。たった100円で2丁や3丁も入っている商品があったりもし、気楽に買えるのは魅力的。だがしかし!

命中精度が非常に低いので、的当て的に遊ぶとしたら避けた方が良いだろう。まるで明後日の方向に飛んでいく水鉄砲もあったくらいだ。

ちなみに、この中で最も命中精度や総合的な出来が良かったのは、やや長めの水鉄砲『リボルバーウォーターガン』である。これはオススメ。


・オートマ気分な「加圧式」

準備は少し大変だが、連続的に発射できるうえ、そこそこの飛距離を誇るのが「加圧式」と呼ばれるタイプの水鉄砲だ。けっこう大きくてトリガー(引き金)が付いていたら、だいたい加圧式だと思って良いだろう。

シャコシャコとピストン的にレバーを動かすことにより水鉄砲タンク内の空気が圧縮、そしてトリガーを引いたらオートマ的にピュ〜ッと水が出る仕組み。

今回購入した加圧式水鉄砲は4種類、価格も300円〜500円と様々だが、どれもこれも合格ライン。タンク容量も良し、飛距離も良しで、命中精度も非常に良し!

その中でも、最も性能がピカイチだったのが、冒頭でオススメした『ライフル型水鉄砲』である。この性能で500円なら買い! Amazonだったら1000円くらいはするクオリティだ。


・威力が欲しいなら「シリンジ式」

シリンジとは「注射筒」のこと。注射器に水を入れてピュ〜ッとなるのが的なのがシリンジ式であり、

発射前に水を汲み上げる必要がある昔ながらの「竹水鉄砲」もシリンジ式水鉄砲だ。

いっぽう、筒型ではない、銃の形をしたシリンジ式水鉄砲は、タンクがあるので水を汲み上げる必要がない。よって連続発射が可能。しかも、腕力次第で飛距離も出るので、わたし個人的にはイチオシのタイプである。

なお、もはや伝説的な存在となっているダイソーの500円『グレネードランチャー』もシリンジ式。また、今回購入した緑色の『ビッグウォーターガン(300円)』もシリンジ式の楽しさを味わうにはピッタリの1丁だ。


・タンク式は……

今回、2種類の「タンク式水鉄砲(どちらも500円)」を購入してみたが、あまりオススメできないかな……というのが正直な感想。なお、タンク式の良い点は、水がたくさん入るところ。それを背負って遊ぶのだ。

どうしてもタンク式で遊びたいというのであれば、スペースシャトル型の方をオススメしたい。こちら、メカニズム的にはシリンジ式で、銃の先端部分をスライドさせると水が出る仕組み。しかし、命中精度はあまり良くない。

一方、「圧縮タンク式水鉄砲」なる名前で売られている商品は、悪いことは言わない、買わない方が良い。なぜなら構造的に難アリだからだ。

「ダブルタンク」的な形状のタンクには、両サイドにヒモを付けてリュックサック的に背負うことができるのだが、圧縮タンク式がゆえ、背負いながらではシャコシャコと圧縮できない。よって、現実的にはバグパイプ奏者のように「肩がけ」してシャコシャコするのが精一杯だろう。

しかも、発射部分も実に変。銃というより「メリケンサック」のような形状になっており、発射すると3方向に水が飛んでいくのだが、正直「なぜ3方向……」と思わざるを得ない。狙っても、当たらないだろう。


・まとめ

以上、大きく分けて4タイプの水鉄砲を10商品以上も試してみたが、「加圧式」と「シリンジ式」の水鉄砲は、どれも思った以上に出来が良かった。もしもAmazonだったら1000円以上の価格が付くレベルだと思う。

しかし、やはりダントツなのは、500円の『グレネードランチャー』であろう……(恍惚の表情&ため息)。これは1500円でも即買いレベルの完成度だと私は本気で思っている。見つけたら絶対に買い。私自身も、有事に備えて、もう1丁買う予定である。それでは、良き水鉄砲ライフを〜!


執筆:100均評論家・GO羽鳥(水鉄砲おじさん)
Photo:RocketNews24

▼もうじき42歳

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