無印良品で流れている店内BGMの配信が2021年5月19日より、各種音楽サブスクリプションサービスにて始まり話題になっている。CDにして24枚分、計327曲の超特大ボリュームだ。
さっそくSNSには「自宅が無印になった」などの感想が溢れているが、実際に私(あひるねこ)も部屋で再生してみたところ、たしかに無印らしさは感じられるものの、同時に何とも言えない物足りなさを覚えてしまった。
そう、無印の気分を味わうには、“アレ” が圧倒的に不足しているのだ。
・ついにサブスク解禁
アルバム24枚という膨大なディスコグラフィを誇る無印良品の店内BGM。作品ごとにパリ、シチリア、ハワイ、ブエノスアイレスなど、様々な国や地域がテーマとして設定されており、すべて現地の演奏家が現地でレコーディングしているそうだ。
中でも私がもっとも無印っぽさを感じたのが、アイルランドのケルト音楽を集めた『BGM 4』『BGM 17』『BGM 25』の3枚。個人的にこのバグパイプの音色こそ無印良品である。特に『BGM 25』は、ひときわ無印みが強くてオススメだぞ。
ただ、いざ部屋で流してみると……
なんだろう、どうも無印っぽさが足りていない気がする。目を閉じたところで、これではケルト音楽が流れるだけのただの自室だ。もっともっと……あたかも自分が、無印の店内にいるかのような空間を演出するために必要なもの、それは……
無印のアロマである!
・ほぼ無印に
聴覚と嗅覚。この二つを支配することで、我々の魂は家にいながらにして無印まで飛んでゆける。想像してほしい。店内に薄っすら流れているケルト音楽と、ふいに風に乗って流れてくるアロマの香りを……。目をつむれば、そこはもう無印良品だ。
さらに気分を高めたい場合は、無印で買った商品を部屋に並べてみるといいだろう。シャツなどは自分で着るよりも、たたんで置いておいた方が買い物してる感が出るぞ。試着? 特に断る必要はないが、どうしてもと言うなら壁にでも一声掛けておけばよかろう。
・ファン歓喜
別に用事はないんだけど、近くを通りがかったら ついつい入りたくなる無印良品。あの雰囲気が好きという人にとって、今回のサブスク解禁は願ってもないご褒美に違いない。この際アロマも焚いて、自宅を徒歩0秒の最寄り店舗にしてしまおう。
参考リンク:無印良品、Spotify
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.
ScreenShot:Spotify(iOS)