ロケットニュース24

質問「ケニアで走る自動車の寿命はどのくらい?」に対するナイロビのタクシー運転手の回答は「40年以上」 カンバ通信:第83回

2021年5月17日

ジャンボ〜! チャオスです。ケニアの首都ナイロビでタクシー運転手をやっとりますチャオスです。嬉しいねぇ。オレの大好きな自動車に関する質問が届いたんだ。keijiさん、ありがとう! んで、質問の内容は……


「(前略)ケニアで稼働している自動車の寿命について教えて頂きたいと思い、リクエストを送りました。

日本では2年おきに厳密な車検制度があり、例外はありますが、多くの車は10年落ちか、もしくは10万キロを走行すれば解体処分されることが多いです。

(中略)一般的に、ケニアでの自動車の寿命はどれくらいでしょうか?」


なるほどね。よし答えよう。長文で書くから、日本のゴー(羽鳥)、しっかり翻訳してくれよ。ではいくぞ!

・保険に加入すればOK

一般的に、ケニアでは日本の車検のような、厳格な車のチェックは無い。購入したら、保険に加入すれば運転できる。保険の有効期限が切れたら延長するなり、また別の保険に入れば車道を走ってもオッケーだ。

だが例外もある。ケニアでは「マタトゥ(Matatu)」と呼ばれているミニバスや、長距離バスに関しては、保険以外にも車検的なチェックを受けなければならない。人の命を乗せるからな。

でも、車の古さは気にしない。大きく壊れていない限り、我々ケニア人は、いくら古い車だろうと運転する。10年落ち、20年落ちなんて当たり前で、40年落ちの車を乗っている人もゴロゴロいるよ。

ちなみに、ケニアに入ってくる中古の日本車の走行距離は、最も少なくて4万kmといった感じで、感覚的には「ほぼ新車」だ。でも、多くの場合は走行距離10万km以上。なので10万km以上であっても「普通の車」な感覚だよ。

ちなみに、オレの愛車「トヨタ・ラウム」は、販売時に走行距離4万kmだった。感覚的にはマジで新車。そして価格は120万ケニアシリング(約117万6322円)だった。詳しくは過去記事を参照な。それでは皆様、安全運転を。クワヘリ〜!


執筆:チャオス(カンバ族)
超訳:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.

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