先日、天丼チェーンの「てんや」から当編集部宛てに荷物が届いた。中から出てきたのは、なんと『天丼のたれ』。「てんや」各店舗とオンラインショップで販売されている商品のサンプルである(1本税込280円)。
いやでも、タレだけあってもなぁ……。どうせなら天丼くれよ、天丼。などと考えてしまうのは素人だ。プロの手にかかれば、このタレだけで「てんや」の天丼を再現することだって可能。コスパも最高な究極「てんや」レシピを皆さんにお教えしよう。
・例のタレ
2007年に販売が始まったという『天丼のたれ』。私(あひるねこ)は「てんや」に行った際、ほぼ必ずと言っていいくらい天丼に追いダレをする。天丼はあのタレがウマいというか、もはやあのタレを味わうために天丼を頼んでいると言っても過言ではないだろう。
つまりこの『天丼のたれ』さえあれば、天丼はすでに8割方完成しているようなものなのだが……。
それを限りなく10に近付けるために必要なアイテムがある。天かすである。もちろん市販の安いものでOK。ご飯もレトルトで大丈夫だぞ。
それでは作り方を順を追ってご説明しよう。
【作り方】
その1:温めたご飯の上に天かすを適量まぶし、お好みで『天丼のたれ』をかける。
──以上である。
・爆速
ここでポイントは、完成してすぐに食べないこと。熱々のうちにかき込みたいのは分かるが、それだと天かすがサクサクしすぎているせいで天丼としての臨場感に欠ける。
丼に盛られた天ぷらの衣の空気感を再現するためにも、ご飯の熱によって天かすが少々しんなりしてくるのを待った方がいいだろう。そうすることで、よりリアルな天丼の表情を描写することができるのだ。数十秒後、さっそく食べてみると……
うむ、まさしくこれは天丼だ! 『天丼のたれ』とタレが染みたご飯、そして天かすが織りなす三位一体のハーモニー。しかも私が買ってきたオタフクソースの天かすには、なんとイカ天が入っている。これはもう、事実上のイカ天丼と言っても過言ではない。
目をつむれば……ほら、見える。「てんや」の天丼の姿が見えるぞ。コンタクトを外した後の裸眼の如きぼんやりヴィジョンではあるものの(視力0.1以下)、たしかにそこに天丼の存在を感じ取ることができた。
・コスパも最高
『天丼』1杯500円と破格の安さが魅力の「てんや」だが、この “バーチャル天丼” なら、さらにコスパ良く「てんや」の味を楽しむことが可能だ。覚えておいて損はないはずである。
ウマい! バーチャル天丼最高!!
みんなもぜひ試してみてくれよな!!
– 完 –
参考リンク:天丼てんや
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.
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