2021年5月6日の深夜から7日未明にかけて、みずがめ座η流星群がピークを迎えるぞ! ハレー彗星を母彗星とし、毎年ゴールデンウィーク付近に活発になることでお馴染みの流星群。観測時のポイントや、気になる各地の天気などと合わせて詳しくお伝えするぞ!

・みずがめ座

本流星群の放射点は、その名の通りみずがめ座の近く。日本の場合、今夜みずがめ座が東の空に顔を出すのは午前1時過ぎ。ゆえに、それまで待った方が観測しやすくなるだろう。

今夜はみずがめ座と同じくらいのタイミングで、まずは土星が、続いて木星が東の空から昇ってくる。そして、みずがめ座で1番目と2番目に明るいサダルスウドとサダルメリクは、木星と同じ方向の少し高い位置に見えるはず。みずがめ座を探したい方は、木星を目印にすると良いかもしれない。


・放射点近くに月

東京を基準にした場合、午前2時40分ごろに月も東の空に顔を出す。そして翌朝まで放射点の近くで輝き続けるため、観測の際には月を視界に入れない目的で、放射点から遠い空を眺めるのがおススメだ。

放射点から離れていても大丈夫なのかと思う方もいるかもしれないが、放射点とはあくまでそこを中心として夜空全体に流星が発生するように見える、見た目上のポイントにすぎないため、全く問題ない。それに流星は放射点から遠いほど長く尾を引く傾向があるぞ! 


・天気は

最後に気になるのは天気だ。気象庁によると、梅雨入りした沖縄・奄美地方は、やはり雨 or 曇りの予報。それ以外は、全国的にほぼ晴れのち曇りとなっている。


どうやら今夜から明日にかけて、天気が崩れていく場所が多いようだ。晴れの予報が出ているのは、主に秋田より北のエリアのみ。天気予報を信じるなら、ほとんどの地域ではあまり期待はせず、深夜に空を見上げてイケそうならチャレンジする……くらいが丁度いいかも。

参考リンク:AMS(英語)、気象庁国立天文台
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.
Screenshot:気象庁