世の猫舌さんに朗報である!! 熱々のドリンクを入れて3分、飲みやすい温度にしつつ、その状態をキープしてくれるタンブラーがあるのだ。
実際に使ってみたところ、なるほどこりゃあ便利。本当に程よ~い温度ではないか。ステンレスタンブラーなど、ほかの容器との温度比較も行ってみたので、見てってくれよな!
・吸熱剤で熱を調節
その名も『猫舌専科タンブラー』は、生活関連用品の企画や開発販売を行う株式会社ドウシシャが生み出した商品だ。2020年11月より販売されており、記者も長らく「買ってみたいなあ」と思っていたのだが、大変な人気で売り切れ状態が続いていた。
ここ最近(2021年3月末あたり)は落ち着いてきたようで、ようやく入手できた次第。金額は送料別で税込2750円と、よくあるタンブラーとさほど変わらない。
ステンレスタンブラーの内側に吸熱剤が入っており、そこで熱を調整するようだ。構造が複雑なためか、手に持った感じはよくあるタンブラーより、少し重い。
・ほかのタンブラーと比較してみた
試しに使ってみると、はっきりと分かるほどに、ものの数分で飲みものの温度が下がる。そして、一定の温度が長く保たれている。
「本当かよ」と思われるだろうし、記者自身も未だ不思議であるしで、15分おきに計4回。つまり、トータルで約1時間温度を測ってみることにした。
せっかくなので、よくあるタンブラー(多分プラスチック)・ステンレスタンブラー・マグカップとも比較してみることにしよう。
まずは熱湯を入れて3分待つ。よくあるタンブラー、ステンレスタンブラーともに80℃越えであるのに対し、猫舌専科タンブラーは65.3℃と急激に下がっていることが分かる。
続いて15分後……よくあるタンブラーが67.2℃と下がってきた。猫舌専科タンブラーは未だ63.7℃と先ほどとほぼ変わらない温度をキープだ。
そしてまた15分後……よくあるタンブラーが60℃を切ってきたが猫舌専科タンブラーは61.9℃と、60℃台を保っている。
もう15分もすると下がって来るかと思いきや、ギリギリ60℃で踏ん張る猫舌専科タンブラー。いやはや、すごいな!
その後15分すると、ようやく60℃を切って57.7℃となったものの、1時間近く適温でい続けることが判明した。ちなみに、ステンレスタンブラーは1時間後であっても79.5℃と高温を叩き出した。
飲みものは熱っ熱が粋なんでぃ、という江戸っ子にはステンレスタンブラーがオススメだ。しかし猫舌であったり、常に一定の温度でドリンクを楽しみたい人には『猫舌専科タンブラー』はもってこいである。
もうこれ以上進化するところなんてない、完成された製品であるかのように見えたタンブラー。まだこんな可能性を秘めていたなんて、驚くほかない。みなさま、要チェックですわよ!!
参考リンク:猫舌専科タンブラー
執筆:K.Masami
Photo:Rocketnews24.
▼猫舌専科タンブラーがスゴイ……
▼中はこんな感じ
▼仕事のお供にも良さそう