聞くところによると、本日4月12日は「パンの日」だそう。1842年のこの日、軍用携帯食糧として乾パンが作られたのがその起源で、これが日本で最初のパンらしい。パン大好きっ子としてお礼を言っていこう、乾パンを焼いてくれた人、本当にどうもありがとー!
さて、今からおよそ1年半前、私(P.K.サンジュンは)「デイリーヤマザキのデイリーホットはもっと評価されてイイ」という記事を執筆、公開した。おかげ様で「わかる」「本当コレ」などの肯定的なリアクションを多くいただいたのだが……おかしい。待てど暮らせど、私の生活圏内に「デイリーホット」が出来ないのである。
・店内調理の焼きたてパン
少々端折って話を進めるが、私が猛烈に有能だと評価しているのが、デイリーヤマザキの「デイリーホット」というサービス。簡単に言うと店内で焼いたパンをそのまま販売する「焼き立てパンコーナー」と言えばいいだろうか。とにかくこれが最高なのだ。
美味しいことは当然として、価格もかなりリーズナブル。パン屋で購入したならば1.5倍くらいはしそうな値段で多くのパンが並んでいる。ごはんよりパン党の私としては「マジで近所に出来て欲しい」と数年来、願い続けているところだ。
・都心部は少ない
厄介なのは「デイリーホット」が全てのデイリーヤマザキで展開されているワケではないということ。個人的な体感では、地方のデイリーヤマザキほどデイリーホット率が高く、逆に都心部ほどデイリーホット率が低い。シティボーイの私は自転車で20分かけて、該当のデイリーヤマザキに足を運んでいる。
店内にパンを製造するキッチンを併設するなら、それなりの広さが必要なことはわかる。土地代の高い都心部では採算が合わないのだろう……それでも近所にデイリーヤマザキが、デイリーホットが欲スィ! というわけで、世界にデイリーホットの素晴らしさを訴えかけるため、今回はオススメのパン5種類をご紹介したい。
・その1: こだわりのメロンパン(税込140円)
誤解を恐れずに言うならば、多くのコンビニのメロンパンの売りにしている「外はサクサク」はウソである。焼き立ての状態ならわからないが、我々消費者の口に入るころには「外はしんなり」が実情ではないだろうか? これは悪口ではなく、時間の経過がもたらす圧倒的な真実である。
だがしかし、デイリーホットのメロンパンは本当に「外はサクサク」──。理由は簡単、店内で焼き上げているから。サクサクとビスケッティな外側と、ふんわりとした中身のハーモニーはまさに至極。「最高に美味しい140円」と断言しよう。
・その2: もち食感揚げ団子(税込み110円)
もち食感揚げ団子は「ごま」と「きなこ」の2種類があるが、個人的なオススメは俄然「きなこ」の方。言葉にするとチープだが、本当に “外はカリッと 中はモチモチ” な食感だ。たまに他店で類似商品を見かけるが、10馬身差くらいでデイリーの方がウマい。
・その3: 味わいカレーパン(税込165円)
どんな店で買っても「できたてのカレーパン」は絶対に美味しい。その論理でデイリーのカレーパンも間違いなく美味しい。少々お高い「黒毛和牛入りカレーパン(税込180円)」も鉄板のウマさ。
・その4: 塩バターパン(税込110円)
何でもかんでも美味しいデイリーホットのパンであるが「塩バターパン」だけは、そのまま食べてもさほど美味しくはない。ズバリ、トースターで焼いて2分ほど放置してから食べるのが正解である。パンの底のカリカリを最大限に引き出してから食べよう。
・その5: チョコクロワッサン(税込155円)
再三申し上げている通り、デイリーホットが美味しい理由は “できたてだから” という点に尽きる(レシピもあるんだろうけど、わからないからね!)。そういう意味で焼き立てのチョコクロワッサンも、出来立てならではの間違いない美味しさだ。サンマルクのチョコクロと普通に勝負できる。
ご覧いただいたのは、デイリーホットで通年販売しているレギュラー商品がほとんどで、だからこそデイリーホットは強い。許されるならば毎日デイリーホットのパンを食べたい……真面目に私はそう考えている。そろそろデイリーホットがあるデイリーヤマザキが近所に出来てくれ。
ぶっちゃけ、コンビニとしての総合力を考えれば「やっぱり近所にはセブンが欲しい」と言わざるを得ないが、それでもデイリーホットが近所にあったらメチャメチャ重宝することは確かである。世のデイリーホット未体験者諸君、1度でいいから食べてみてくれ。本当にコンビニの次元を超えているから。
参考リンク:デイリーヤマザキ 、 今日は何の日
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
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