なんじゃこりゃあ!! これはドラマ『太陽にほえろ!』におけるジーパン刑事(松田優作)の言葉だが、まさか自分がリアルに叫ぶ日が来るとは思わなかった。しかも、手元にあったのは血でなく餃子。こっちもまさかである。
さて、そんな感じになってしまったのは神奈川県横浜「とんとん」の餃子。横浜で餃子と言われてもあまりピンとこないところではあるが、フタを開けたら衝撃の連発! 正直これまで食べてきた中でもトップクラスに入るウマさだ!!
・リクエスト餃子
なぜ横浜、そしてとんとんの餃子をお取り寄せしたのかというと、当編集部へのリクエストでなんと2名(小池さん、くらさん)から同時指名をもらったためだ。しかもしかも、くらさんは……
「宇都宮の有名店などにも行きましたが、私にとって『とんとん』を超える餃子には未だ出会えておりません」
とのことで、宇都宮の現地で試合してきた強者がここまで言うのだから、とんとんへの期待はうなぎ上り。まぁ一瞬、もし簡単に超えちゃったらどうしようとも思ったのはここだけの話だが、超えたらその時はその時であろう。とにかくこれは食べねばなるまい。
注文したのは、横浜とんとんの手造り餃子50個入り。税込2900円に送料1000円……のところ、クーポン利用で2450円でゲットできた。ラッキー、ラッキー!
・すべて手造り
数日後、届いた箱を開封するとキレイな餃子が袋に入っていた。その特徴はなんと言っても手造り。機械で簡単に作れる時代になっているなかであえての手造り。これだけでもこだわりが伝わってくる。
手造りは機械じゃ作り出せないウマさがあるよなぁ〜と思いつつ……
「プロ直伝のテクニック」で焼くと……
皮が厚めなのもあって美しい出来栄えだ。キャベツやニラ、ニンニクの匂いも漂ってきて、もう食べる前からやってくれそうな感がビシバシ。……それではいただきます!
・肉汁ハンパないって!
まずは、もはや餃子焼きのプロとも言える腕前になった編集長のGO羽鳥から食べることに。ギリ一口でいけるサイズを男らしく丸呑み……したところまではよかったが黙り込んでしまった……だ、大丈夫?
喉につまらせたかと思いきや……!!
どうやらウマさのあまり悶絶してしまったらしい。詳しく! 詳しく聞かせておくれやす!
GO羽鳥「う〜わ……うわっ! 口の中がまるで横浜中華街のセレモニーだった。めちゃんこだ、これ。まずビックリしたのが肉汁だね。肉汁がスンゴイよ、スプラッシュだ。もうね、肉汁が四次元から湧いているんじゃないか。
そしてそれだけでスゴいのに中身のパワーもハンパない。そうだなぁ、例えるなら関取が寄り切ってくるかのような感じでオラァーって(笑)。攻めに攻めてきてハマのカーニバルだよ。これはね……」
GO羽鳥「一本ッ!」
・紛れもなく一本!
見るからにウマそうな餃子ではあったがまさかの一本。数々の餃子を食べてきたGO羽鳥が一本を出すくらいだ。技ありでも期待するのに、一発判定はかなりのウマさと言っていい。
では私も……ドキドキしながら食べてみると……
なんじゃこりゃあ!!
これは間違いなく一本の決まり手。ウマい餃子は決まってバランスがいいものだが、とんとんも例に漏れずハンパない。食感の気持ちよさにはじまり、野菜のウマみが染み出してきて……からの〜肉汁爆弾とパワーまで兼ね備えているから完璧だ。
印象に残ったのはやはり肉汁。あまりのラッシュっぷりに、私はアーネスト・ホーストをタコ殴りするボブ・サップを思い出してしまった。それでいながら、餃子から中華っぽさが全面に出ているので非の打ち所がない。
とんとんは誰もが脳内で描く餃子を100%で表した「THE餃子」。辛めのタレにつけてもいいが、そのまま食べてもウマいあたり餃子そのものの出来を物語っている。これは1人で20個くらい余裕でイケそうである。
生姜にニンニク、野菜たっぷりなど餃子にはいろんな階級があるけど、ど真ん中系だと正直これまで食べてきたなかでNO1。間違いなくビールとの愛称はいいし、夏に合わせて食べたら至福すぎて死んでしまうかもしれない。だが、それも本望!
・注意点は1つだけ
横浜といえば「ハマの〜」という愛称がある。ハマの餃子というジャンルを作るならば、私の中では「とんとん」というくらいになるまで衝撃だった。「とんとんを超える餃子には未だ出会えておりません」も納得。これはイイの知ったぞ〜!
ただし、1つだけ注意してほしいことがあって、ニンニクの匂いはかなりするため誰かに会う予定があるならば控えた方がいいだろう。気を付けるのはほんとそこだけで他は完璧。自信を持ってオススメできる。
参考リンク:横浜とんとん(Yahoo!ショッピング)
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.