以前ご紹介したマルちゃん「パリパリ無限キャベツのもと」は、野菜嫌いでもパリパリ麺と粉末スープを混ぜることで野菜をモリモリ美味しく食べられるシリーズの1つだ。キャベツ以外にも様々な野菜で商品展開されているのでご存じの方も多いだろう。

こういった混ぜ系は人気なのか、日清にも「パリパリの麺を使って野菜を美味しく食べる」という似たコンセプトの商品が存在する。しかも、あのおなじみのチキンラーメンを使用するというから俄然興味がわく。そこで今回、どう違いがあるのか「パリパリ無限もやしのもと」と「チキンラーメン モヤサラダ」を食べ比べて比較してみた。

・似て非なる両製品

この両製品、まず違う点を挙げると「パリパリ無限もやしのもと」は1パッケージ1食入り160円。皿うどんに使うような麺であるのに対して、「チキンラーメン モヤサラダ」は1パッケージ3食入り230円でチキンラーメンを使用する点だ。

パッケージを開けてみると、まさに見慣れたチキンラーメンが入っていた。試しに少しかじってみたらそれほどしょっぱさは感じない。公式HPによると、塩分と味の調整のため普通のチキンラーメンより薄味に作られているらしい。

続いて味付けを見ていこう。「無限もやし」には「無限キャベツ」と同じく粉末スープと特製油、そして「モヤサラダ」にはゴマ味噌たれが入っていた。

公式で推奨されている もやしの量(1食分)はともに約200グラムだが、調理工程が少し異なる。「無限もやし(写真左)」は茹でたもやしに崩した麺と粉末スープ、特製油を混ぜ合わせる。

それに対し、「モヤサラダ(写真右)」はレンジで温めたもやしにゴマ味噌たれを混ぜ合わせて崩した麺をふりかけるという工程だ。


・味、食感の違い

調理後のビジュアルは非常に似ている。もやしとパリパリ麺の組み合わせなので当然ではあるが、食べてみるとれっきとした違いが出た


まず「無限もやし」はごま油の風味が香り高く、ポキポキと折れる細麺ともやしのシャキシャキ感がマッチし上品な味わい。麺の量が40グラムと多めだから、もやしをさらに追加して野菜比率を上げても食感は損なわれない。食感と風味でもやしの土臭さを消している感じだ。

「モヤサラダ」の方は、カリカリとまばらに砕けたチキンラーメンが濃い目のゴマ味噌たれと合わさりジャンキーさがある。野菜嫌いにとってはいい意味で野菜を食べていると感じず、ザクザク食べられるだろう。もやしの土臭さは、食感と味の濃さで消している印象を受けた。

こちらは「無限もやし」と比べ1個の麺の量が30グラムとやや少ないので、麺の食感を残したいなら野菜の量は200グラム内に収めた方がいいかもしれない。ただ、麺とタレの味が濃いので、もやし以外の野菜を入れても風味は損なわれないと思われる。

・各々の住み分け

こうして食べ比べてみると各々の違いが分かった。風味と食感がいい「パリパリ無限もやし」は和え物として惣菜のように食べることができる。

一方、味が濃くアレンジとして色々な野菜を加えられそうな「チキンラーメン モヤサラダ」はその名の通り、サラダとして色々な野菜を入れたりして楽しめそうだ。崩したチキンラーメンがクルトンのようにサラダの食感にアクセントを与えてくれる。

当然どちらもあっという間に作れて美味しく食べることができるので、野菜が足りないと感じた時はぜひ活用してみてはいかがだろうか。あと もやしの水気はなるべく切っておくと、シャキシャキ感と麺のパリパリ感がさらに出るので参考にしてほしい。


参考リンク:野菜がおいしく、たくさん食べられる!パリパリ無限シリーズチキンラーメンモヤサラダ こく旨ごま味噌味 3食パック
執筆:スガラジカル

▼チキンラーメンモヤサラダの中身はこんな感じ