たまに立ち寄る輸入食品ショップの店主は、いつも「美味しいもの」を教えてくれる。しかも営業目的で商品を紹介するわけではなく「本当にウマいから、もしよかったら食べてみて」みたいなノリなので……つい買ってしまうのだ。まんまとね。でも美味しいからOK。

ついこの間も「このカレーはもうね、うちの家族全員大好き」と、ビーフジャーキーカレーをおすすめされた。毎度のことながら商品のチョイスが絶妙。たしかにウマそうじゃないか、ビーフジャーキーカレー。というわけで、買っちゃいました。

・テングビーフジャーキーのカレー

テングブランドのビーフジャーキーといえば、赤身ももステーキ肉を使用し、日本人が美味しく食べられるよう醤油で味付けした定番おつまみ。調べてみると、だいぶ前からカレーデビューしていたもよう。そんなもんウマいに決まってるだろ。

しかも冒頭でお伝えしたとおり、信頼できる店主の家族が「全員大好き」ときた。ここ重要、なんというか「美味しい」より「大好き」の方が “伝わり度” が高い気がする。とにかく、1パック(389円)購入することに迷いは生じなかった。まんまとお買い上げである。

さて、パッケージ裏を確認すると、ビーフジャーキーは細かく砕かれているらしい。なんでもジャーキー製造過程で出る「切れ端」を使用しているそうだ。なるほど。さっそく湯煎し、封を開けると……おおぅ、想像以上にビーフジャーキー特有のスモーキーなフレーバー。

そして細かく刻まれたビーフジャーキーがビジュアル的にも高級感を演出。大人向けの雰囲気を漂わせているじゃないか。とても本格的なカレーだな。

・味もプロ

食べてみると……お、じんわりスパイシーかと思いきや、醤油ベースの旨味が口いっぱいに広がった。当たり前だが、主役は細かく刻まれたステーキ肉ジャーキーだ。隠れようとしているのに全然隠れていない感じがよろしい。存在感えぐいなおい。

店主の言ったとおり、レトルトカレーの域はしっかり超えている。たしかにウマいぞ。でもってビーフジャーキーが細かく刻まれている分、じゃがいもが大ぶりで食べ応えもある。満足度は高い。そうだろうと、微笑む店主の顔が浮かぶ。

だんだんと食べていくうちにクセになるビーフジャーキーカレー。私は1度しか食べていないので「大好きです!」とは言えないが、また見つけたら買おうと思っている。美味しいレトルトカレーは、いざという時に役に立つしね。皆さんも見つけたらぜひ食べてみてほしい。

参考リンク:鈴商「ビーフジャーキーカレー」
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.
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