1分1秒を争う現代社会だけに、できることなら食に関しても時短したい。ただ、ササッと食べるとなるとなかなかイイものにありつけず、どうしても妥協した形になりやすい。一石二鳥みたいなことって、世の中そう簡単にはならないもんだ……と思いきや!

時短どんとこいの冷食界で新風を吹かせたのがマルハニチロのワイルディッシュ。袋がそのまま皿になる同シリーズは見栄えなんて完全排除。食べたらそのままゴミ箱にポイできる楽チンさも手伝ってか種類が増え続け、ついにから揚げまで出してしまった!

・ワイルディッシュのから揚げ

ワイルディッシュのから揚げは2021年3月1日より全国で発売開始。私は都内の薬局にて税込192円(内容量は100g)で購入した。米や麺の主食からサブのから揚げへと姿を変え、どんなパフォーマンスを見せてくれるのだろうか。

正直、から揚げの冷凍食品はまったく珍しくないだけに、焦点は袋のままイケることがどれくらい便利なのか。そして肝心の味はどうなのかであろう。

作るにあたり、やることはわずか2つのみ。指定された線をハサミで切り……


レンジに入れ〜の


加熱して取り出し〜の


完成し〜の


といった具合で、どんなに料理下手でも作れる。あとはこれをワイルドに……袋を皿にして食べるだけ! これよこれ、このスピード感がワイルディッシュ! そしてやはり皿をイチイチ用意しなくてはいいのはありがたや〜!!


……そう言いたいところだが、今回は中身をレポしないワケにはいかないのでワイルディッシュはここでお役御免。別皿を用意して中身を全部出してみることにした。ふむ……

入っていたから揚げは全部で6個。大きさとしては一口サイズで、コンビニのから揚げっぽいなぁというのが個人的な感想だ。これくらいが総合的に見て食べやすいのだろうか。

んで味の方はワイルディッシュという名前に反してそこまでワイルドじゃなく、どの世代にも受け入れられそう。噛んだら肉汁がじわりと滲み出してきてジューシー。塩こうじの匂いといい、全体的な柔らかさといいすべてが卒なくウマい! ただし……

・選択肢になるか

から揚げはどれだけ頑張っても美味しくなる限度がある……失神しそうなレベルのウマさになるのが難しい食べ物ではなかろうか。それだけに、味で推すのは難しいところ。まぁ普通にウマいんだけどね……。

それに加えて都心をはじめとする人の多い地域だと、から揚げ専門店が激増中だからライバルが多い。そうなると人気が出るかはターゲット次第といったところ。

食器洗いが面倒な人はもちろん、家でいきなりから揚げが食べたくなる人などはワイルディッシュのから揚げを気に入りそうだ。

そして商品自体が小さいため、場所をとらないところはよかったから冷凍庫が狭い人なんかも重宝しそう。1人暮らしの人とか、もとからワイルディッシュにお世話になっている人にはうってつけ。

とにかく、皿なし&かつてない早さでから揚げを食べられるのは間違いなし。気になる人は一度お試しあれ〜!

参考リンク:マルハニチロ「若鶏から揚げ」
執筆:レンチン原田
Photo:RocketNews24.