新型コロナウイルスの感染拡大以降、マスクやフェイスシールドなどの商品が続々と誕生した。いろいろと試してきたのだが、「自分史上もっともスタイリッシュでは?」と思うようなものを見つけた。これは紹介せねばなるまい!
そのように意気込んでいたが、世の中そううまくいかないものである。なぜなら、手元に届くまでに随分と時間がかかってしまった……。最初に届いた製品が壊れていたのだ……。
・踏んづけたんじゃない?
この製品「Vue Shield」は、顔をすっぽりと覆うことのできるフェイスシールドだ。メガネのように「ツル」がついていて、それをかけて装着する。メガネの上からもかけることができ、製品写真を見る限りではかなりスマートでスタイリッシュだ。
Instagramで頻繁に広告を見かけて試してみたい! と思いすぐに購入した。購入時の販売価格は税込4200円、別途送料が736円だった。
公式サイトによると、販売元はアメリカ・フロリダ州にある会社「Vue Shield Investments」らしい。購入後に中国・上海からの発送であることを確認した。中国からの発送か、ちょっとイヤな予感がする……。到着まで約2週間かかるようだ。
そして2週間後……。イヤな予感どころか注文したことさえもすっかり忘れていたある日、「Vue Shield」と書かれた箱が届いた。そうだ! フルフェイスシールドを注文したんだった。届いたのは良いんだけど、箱がへこんでない?
角っこを踏んづけたんじゃないの?
たとえ箱がメチャクチャでも中身が無事ならいい。開けてみると、説明書などの紙切れは一切なく、専用ポーチに入ったフェイスシールドだけが入っていた。
モノは無事かな? シールドそのものは傷ついているようには見えないな。
が! ブリッジの部分がポッキリと折れている。やっぱり踏んづけやがったんだな、チキショー……。
・無料で再送!
届くまで2週間も待って、すでに代金だって払ってるんだ。これは一言いわねば。もし仮に返事がなくても、意思表示することは大事だ。そう思い、「製品は届いたけど、壊れていたからすぐに代わりを送れ」と、やや乱暴なメールを写真付きで送った。
1月24日に注文して、2月5日に壊れた製品が到着。その日のうちに再度の発送を依頼したけど、1日経っても2日経っても返事はない。仕方がない、これだから海外発送は信用できないんだよな……。と思っていたら、4日目に返事が来た!
そのメールには製品の購入に感謝する内容と、再送は準備でき次第と書いてある。そして私の名前で新たな注文処理が行われていたのだ。再送分の代金はゼロ円。
お! 意志は通じた!! 具体的な壊れ方も問わず、速やかに再送手続きを開始するとは、なんてスマートなんだ。「返事がないかも」なんて疑ってごめんなさい。改めて製品が届くのを待ってます……。
・マスクと併用した方が良さそう
そして迎えた2月22日。注文からすでに約1カ月が経過した頃に製品が届いた。今回箱は潰れていない!
ようやくまともに製品と対面できる。これが本来紹介する予定だった「Vue Shield」だ。
実際に着けてみると、メガネをかけたままでも顔がしっかり覆われる。メガネを2重にかけているように見えるけど、着け心地はそれほど悪くない。耳元はツルが重なり合っているけど、それほど気にはならない。顔が隠れないところも良い。
だが、これだけで感染予防をするには不十分かも。隙間があるので、マスクと一緒に使った方が良さそうだ。到着まで随分と時間がかかったけど、カスタマーサービスは悪くないので、気になる人はチェックしてみてはいかがだろうか。
参考リンク:Vue Shield
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24