2021年2月16日から、全国のローソンおよびナチュラルローソンにて販売が始まった「町村農場 飲むプリン」。お値段は税込み216円。2019年に販売された、「飲むソフトクリーム」に続く飲む〇〇シリーズの新作だ。

この手のものが出ると、どうしてもやってみたくなることがある。飲む仕様ではない、普通のモノとの飲み比べだ

・プリン

今回普通のプリンとして用意したのはプッチンプリン。近所のコンビニでデカい「Happy プッチンプリン」なるものを見つけ、ちょうど良さそうだったのでこれにした。ちなみに税込み418円と、プリンにしてはそこそこなお値段。


飲み比べる前に、見た目の違いをチェックしてみよう。「町村農場 飲むプリン」は薄い黄色。外側の容器の色にそこそこ似た色あいだ。そしてプッチンプリンはお馴染みの黄色。


・飲み比べ

両方にストローをブッ刺して準備完了。まずは「町村農場 飲むプリン」から飲んでみよう。


おや? ストローで一口ほど吸ってみたが、意外に粘度が高い。「飲む」ということなので、かなり液体チックなのかと思っていた。しかしこの「町村農場 飲むプリン」は、硬さもそれなりにプリンだ。

スプーンですくってみたが、それなりに形状を保っているのがお分かりいただけるだろうか? 


「プリン味の液体」的なモノを想定していたが、どちらかと言うとこれは「かなり柔らかめなプリン」と表現した方が良いかも知れない。飲んでもいいが、そこそこ「食べる」こともできなくもない硬さ。プリン感はかなりのものだ。

そしてプッチンプリン。やったことがある方は割と多いのではないかと思うが、もとよりプリンは、それなりにハードなタイプでない限り、無理なくストローで吸える。飲める食べ物だ。そしてプッチンプリンの「飲める」度合いは比較的高い。


・違いは

両者を交互に飲んでみたところ、違いはかなり明確だった。食感も甘さもプリンフレーバーもプッチンの方が強く、そして濃厚だ。甘さについては、「町村農場 飲むプリン」にはカラメルが入っていないというのも影響しているかもしれない。

対する「町村農場 飲むプリン」も甘いが、プッチンに比べればサラっとした食感と喉ごし。全体的に、味が後に残らないあっさりタイプ。

最も特徴的なのは、バニラ風味が比較的強いことか。プリン風味と同じくらい、バニラの主張が強いように感じた。そして、それが飲みやすさに貢献している感もある。

この手の商品では「コレジャナイ感」を抱かせたらその時点で敗北だと思うのだが、「町村農場 飲むプリン」は飲みやすさを追求しつつも、立派にプリンを名乗れるだけのプリン感を出せているように感じた。

もちろんプリンとして濃厚なのはプッチンプリンだったが、より飽きがこないのは「町村農場 飲むプリン」ではなかろうか。味も質感も、なかなか絶妙なバランスに調整された仕上がりだ。プリンの味が好きなら、きっと美味しく飲めることだろう。ぜひローソンで探してみてくれ!

参照元:ローソン
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.