運動神経悪い芸人をテレビで見る度、面白さと裏腹にチクリと胸の奥が痛い。なぜなら、おそらく自分もこんな感じだから。野球のフライが怖くて取れない、バスケのドリブルができない、バレーのトスが明後日の方向に飛んでいく。中学、高校の体育の授業では、よくチームメイトにキレられ相手に笑われたものだ。

いや、スポーツから離れて20年以上が経過した現在は、ひょっとしたらもっとヤバイかもしれない。だが、そんな私(中澤)38歳には夢がある。一度で良いからキレッキレのブレイクダンスを踊ってみたい

・憧れたキッカケ

私がブレイクダンスに憧れ始めたのは、中学の文化祭がキッカケだ。文化祭と言っても、クソ田舎の田んぼの中にあるような中学校なので、体育館に集まって話を聞いていつもよりちょい早く帰れるだけのもの。文化系の部活がお決まりのことをプログラム通りやる名ばかりの行事だった。

だが、私が中学2年生の時だっただろうか? そんな文化祭で、体育の吉田先生がヤンキーや運動神経の良い連中を引き連れてブレイクダンスを披露したのである

・踏み出せなかった

いや、今から考えると、ブレイクダンスというほど派手ではなかったかもしれない。しかし、クラブや委員会以外からの参加すら珍しい中、鳴り響くラテンのリズム、見たことのないリズミカルな動き。退屈な空気をガラッと変えたことも含め、当時の私にはめちゃくちゃカッコ良く見えた。自分もあんな風に踊れたら……!

その時ガムシャラにでも始めておけば良かったのだが、運動への苦手意識があった私は「自分にできるわけがない」と諦めてしまった。一歩を踏み出せなかったのである。

・大人になって知ったこと

それから踏み出そうと思うたび、「いやいや、もう遅いでしょ」と囁くもう1人の自分。気づけば24年が経ってしまった。もうガチで遅い。そう諦めていたのだが、ロケットニュース24の記者として、色んなことに挑戦するうちに思うようになった。「物事を始めるのに遅いということはない」と

前置きが長くなってしまったが、そんなわけで、とりあえず始めてみることにしたわけだ。とは言え、普段ダンスに無縁なので服から揃えないといけない私。そのお金が貯まるのを待っていると、また踏み出すのが先送りになってしまう。踏み出すなら今! この時だ!!

お金を使わずとも始められるという意見もあるかもしれないが、私はクズなので、あらかじめ投資して簡単にはやめられないように追い込みたい。未来の自分への投資、賢い買い物だ。そこで「Paidy(ペイディ)」を利用してみることにした。

・「Paidy(ペイディ)」とは

「Paidy(ペイディ)」は、手軽にあと払いができるオンラインショップ向けの決済サービス。口座振替以外に、アプリで発行されるバーコードを使ってのコンビニ払いや銀行振込が選べるので、クレジットカード登録なしであと払いができるのである。これなら賢く買える。

さっそく「Paidy(ペイディ)」をダウンロードしてみたところ、普通にアプリを入れるのと手間は変わらなかった。この時点で一括でのあと払いは可能なのだが、私は3回に分けて払いたい。ブレイクダンスが踊れたカッコいい未来の自分に先行投資したい。3回あと払いは、分割手数料が無料※であり、Paidyプラスにアップグレードすると使うことができるようだ。

アプリのアップグレードと聞くと「課金」が頭をよぎるが、実際にアップグレードしてみたところ、登録料や手数料はない模様。本人確認についても、必要事項入力に加えて本人確認書類を写真に撮って送るのと自分の顔を撮るだけ。クレジットカードを作るよりも手軽である。

というわけで、「Paidy(ペイディ)」に対応しているオンラインショップを利用し形から整えてみた。支払いに関しては、ショップで精算する際「クレジット」「代金引き換え」などの支払い方法の中から「Paidy(ペイディ)」を選ぶだけだったぞ。


・踊ってみた

服が変わると気持ちも変わる。何もせずにやらない言い訳を探すのはもうヤメだ。


せっかく形が整ったので、イメージだけでブレイクダンスしてみたところ……

1人でやっても絶対無理なので習うことにした


はたして、運動神経ゼロのオッサンは3カ月でブレイクダンスをマスターすることができるのか? 結果は3カ月後に記事で公開しようと思う。

あの時踏み出せなかった一歩を踏み出して、私は私をブレイクしたい。自分の世界を変えるのは自分しかいないのだから。そうですよね? 吉田先生。

※口座振替・銀行振込のみ。コンビニ払いの場合は、別途手数料(最大356円/回)がかかります。

参考リンク:Paidy
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.