寝坊した休日の朝食、作るのも買いに出るのも面倒くさい……そんなときにストックがあると役に立つ冷凍パンだが、カルディのオリジナル商品はご存じだろうか。

最近はコンビニの冷凍パンケーキや冷凍フレンチトーストも台頭しているが、朝食には少々甘すぎる印象。一方のカルディ製品は、素朴でシンプルながら本格派で、個人的にはコンビニ冷凍スウィーツパンの一段上をいっていると思う。

ジャムもバターもいらず、すぐ食べられる状態で売っているカルディの冷凍パン3種をご紹介。記載の価格は筆者の購入時だ。


・シナモンロール(参考価格:税込226円)

まずは定番、シナモンロール。小ぶりだが、身が締まってどっしりした質感。ひとつずつ個包装で冷凍されている。

食べ方は簡単、自然解凍するだけ! 急いでいるときはレンジでチンでも食べられる。チーズフロスティングが包装のセロハンについてしまったときは、もったいないのでバターナイフなどで移すべし。

自然解凍できるときでも、ほんの少しだけレンジで温めるのが筆者のオススメ。フロスティングがとろ〜り溶けて、ベーカリーカフェのパンのようになる。

蒸気が見えるようなパンにかぶりつくと……ふわっふわのもっちもち! シナモンがばっちりきいている。フロスティングも濃厚で美味しい。


・ブリオッシュフレンチトースト(参考価格:税込259円)

続いてはフレンチトースト。これも個包装になっていて、1人でささっと簡単に食べたいときに重宝する。

食べる直前にレンジでチン。3分20秒〜4分00秒と、比較的長めの加熱が必要。


サイズとしてはこちらも小ぶりだけれども、家庭では卵液に浸すのが難しいくらい分厚い。割ってみると中心部までしみしみ。パンの白さが残る部分はほとんどない。

口に含むと卵の味がぶわっと広がる。よくある砂糖がけのフレンチトーストに比べると甘さは控えめ。むしろ卵感の方が強い。甘さが欲しい人は、粉糖やシロップを用意するとよし。

中心部は期待を裏切らず、しっとりふわふわ。レンジなので「耳」はサクサクとはいかないけれども、しっかりと歯ごたえがある。


・ラウゲンプレッツェル(参考価格:税込297円)

ハードなパンが好みの方にはこちら。ヨーロッパのスナック、プレッツェル。カリカリのおやつ系ではなく、パンのように柔らかいタイプだ。ドイツが有名だけれど、こちらはポーランド原産品を日本国内工場で加工している模様。

約1時間の自然解凍で準備OK。あとは好みだけれど、プレッツェルなので温めなくても違和感なく食べられると思う。

本場ドイツのプレッツェルはビールの供になるよう塩味が強く、後で喉が渇くことがある。一方のカルディ製品はほどほどの塩加減。ほんのり塩味が感じられる、という程度。主食として、むしゃむしゃ食べられる。おかずにハムやチーズが欲しくなる味。

歯ごたえはしっかりあり、かめばかむほどジワジワと風味が出てきてハード系パンの面目躍如。


・カルディはパンも魅力

ほかにもベーグル、フランスパン、クロワッサンなど、輸入品も含めてカルディの国際色豊かな冷凍パンのラインナップがあなどれない。ただし1度ですべてを見つけるのは至難の業。

「路地裏の宝探し」がコンセプトの迷路のような店内。あえて陳列の秩序を崩し、空間に変化をつけているのだそう。冷凍食品も必ずしもまとまった場所にあるわけではなく、筆者も3品それぞれ別の棚から発見。商品の入れ替わりも多いが、宝探しのつもりで探してみて欲しい!


参考リンク:カルディコーヒーファーム オンラインストア
Report:冨樫さや
Photo:RocketNews24.