せんべいと聞いたら皆さんはどんな味を思い浮かべるだろうか。おそらくほとんどは醤油味や甘みのあるタイプ。そりゃそうだ、そのあたりがオーソドックスである上、せんべいの味は今さら新しいも何もないのだから……と思いきや!

どうやらかなりの変化球も存在するらしく、なんと「餃子せんべい」なんてものを見つけたので買ってみることにした。そしてこれを食べてみたところ、想定外の味でクセがスゴかった……!

・せんべい一筋の老舗

餃子せんべいは都内のスーパーにて税込127円で売られていた。ちなみに製造元の株式会社川島屋は、創業昭和2年の超老舗で93年もの歴史を持つらしい。今から4年ほど前、同社のせんべいが人気番組『アメトーーク!』でも放送されたそうだから、その名を知っている人もいるかもしれない。

さて、購入した餃子せんべいは14枚入りで原材料にはうるち米をはじめ、砂糖や醤油、そしてガーリックパウダー、生にんにく、唐辛子粉などが使われている。

いかにもニンニクフレーバーがガツンとしてそうなラインアップだが、実際に開封してみると……

やはりにんにくの匂いがスゴい。しかしこいつは絶対にウマいやつ……と思うと同時に、人前ではなかなか食べられない感じもする。まぁ何はさておき、まずは1枚食べてみた。そしたらば……!!


これは……


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> にんにくせんべい <
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・ビールに合う

正直に言うと、あまり餃子感はなく「にんにくせんべい」といった方がしっくりくるかもしれない。というのも、にんにくがガツンと効いているし醤油の組み合わせもイイ……スゴくイイのだが、餃子かと聞かれたら首をひねってしまうところがあるくらい “にんにくしている” のだ。ただ!

味の方はさすが老舗の一言に尽きる。せんべい一筋93年というだけに期待していたが、そっくりそのまま期待値通り。ビールに合わないワケがなく、それらが好きな人からするとツマミとしてドストライクだろう。値段も高くないし、これはアリ。ウマいツマミを探しているなんて人にはオススメだ。

・せんべいorせんぺい

余談ではあるものの、せんべいは九州地方だと「せんぺい」と呼ぶところもある。その由来は方言なのか原料なのか。いまだに謎は解き明かされていないが、もし九州地方で「せんぺい」を見かけても驚かないよう頭の隅っこに豆知識として入れておこう。

参照元:株式会社川島屋
Report:原田たかし
Photo:RocketNews24.