
収束の気配が見えない新型コロナウイルス。オリンピック・コミケ・音楽フェスなど、各種ビッグイベントが次々と延期、もしくは中止となっている。そんな中、あまりニュースにはならないが、結婚式も延期やキャンセルが相次いでいるようだ。
今回は現在までに2回結婚式を延期したという30代の女性に話を聞くことが出来た。果たして結婚式を控える彼女がもっとも困っていることはなんなのだろうか? そこには生々しい “リアル” があった。
・結婚式を2回延期
話を聞かせてくれた田中さん(仮名)は、都内在住の30代後半の女性である。1年の交際を経て、今年の5月に結婚式を控えていたものの、新型コロナウイルスの影響で結婚式は延期することにしたそうだ。さらにもう1度結婚式を延期したと言うのだが……。
──田中さんは1月の時点で5月末の結婚式を予約されたんですよね?
「はい。その頃はコロナの情報もほとんどなく、今思えば私たちもコロナのことは一切気にしていませんでした」
──まあ、そうですよね。その5月の結婚式を延期されたのはいつ頃でしょうか?
「3月半ばですね。ちょうど緊急事態宣言が出るんじゃないかと噂されていたタイミングで、この時は8月に延期しました」
──なるほど。理由はなんでしょう? 田舎のご親族からリクエストがあったのでしょうか?
「いえ、このときは私たちから自主的に延期を決めました。結婚式場も年内の延期なら料金もかかりませんでしたし、仮にゴールデンウィーク頃にコロナが落ち着いたとしても、もうワンクッション置いた方がいいだろうという判断です」
──ふむふむ。
「3月の時点では、田舎の親族もそこまでコロナを気にしていなかったように思います。地元で感染者も出ていませんでしたし、東京に行っても繁華街にさえ行かなければいいと思っていたんでしょう」
・母から言われた一言
──なるほど。そして8月の結婚式をさらに来年の5月に延期されたんですよね?
「そうです。これは完全に親族の要望です。私たちとしては、できれば8月に結婚式を済ませてしまいたかったのですが、母から “いま東京になんて出かけたら村八分にされる” と言われ、どうすることもできませんでした」
──切実ですね。でも今どき村八分なんてあるのでしょうか?
「実際に村八分にされるかはわかりません。ただ、母の話では地元でコロナ感染者の自宅に石が投げ込まれたそうです。東京でそんなことがあるとは思えませんが、正直田舎だと “あるだろうな” と思いました」
──石ですか……! それは失礼しました。
「あと、母が言うには東京から帰ったら少なくとも2週間は自宅待機だそうです。母1人ならまだどうにかなったとしても、全ての親族を2週間休ませるワケにはいきませんからね……」
・キャンセルできない理由
──大変失礼ですが、結婚式をキャンセルするという選択肢はなかったのでしょうか?
「もちろんありました。ただ、年をまたいで式を延期する場合、結婚式費用の20%で済むんですが、キャンセルだと45%かかると言われ……。さらに言うと、今からキャンセルする場合は本来式を挙げるハズだった5月末で計算するので、全額の100%を請求されるというんです」
──それはキャンセルできないですね……。
「契約書には “自己都合の場合” と明記されています。私たちとしてはあくまでコロナが理由なので自己都合には当たらないと思ったのですが、式場側からは “8月の結婚式をキャンセルしていないお客様もいる” と言われてしまい……」
──式場が大変なのもわかりますが、田中さんの立場からするとやり切れないですね。ちなみに元々の見積もりはおいくらだったのでしょうか?
「ざっと400万円ですね」
──それくらいしますよね……。
「結婚式を挙げないで400万円だけ支払うなんて、それは無理です。交渉して延期料金を60万円別途で支払いました」
──延期するだけで60万円ですか。痛いですね。
「今は仕方ないと思って開き直っていますが、来年の5月にコロナが落ち着いている保証はありません。そうなったら、来てくれる人だけで式を挙げようと思っています。もう延期もキャンセルもしません」
・1番困ること
──なるほど。では、費用以外で困ること、困ったことはありますか?
「そうですね……お恥ずかしいんですが、私も年齢のことがあるので、子作りの目処が立たないのは困りますね。もちろんコロナが落ち着かない限り厳しいとは思うんですが、それが1番困ることでしょうか」
──いや、わかります。大切なことだと思います。
「それと招待状を出した人の顔ぶれというんですかね? たった半年でも、当時は誘わなくていいと思っていた人を誘わなきゃいけない雰囲気になっていたり、逆に当時は招待状を出したものの、今ではそこまでの関係になっていたりします。人間関係と招待状のバランスが変わっていることも気を使います」
──それは面倒ですね。
「追加ならまだしも、1度招待状を出しておいて “やっぱりいいや” とは言えないですしね。向こうもそう思っているかと思うと余計に悪い気がします」
──そういう問題もあるんですね。
「やっぱりこういう状況だと、以前のように会えない人も出てきてしまいますし……。」
──普通が1番ですね。
「本当にその通りだと思います。幸いにも彼の理解があるので、私はまだ恵まれている方だと思います。人によっては結婚式を巡ってかなりギクシャクすることもあるようですから」
すでに結婚式を済ませている人、また結婚式の予定がない人は「へ~、そうなんだ」くらいにしか感じないかもしれないが、当人たちにとっては切実な問題である。なにせ、結婚式は数百万円単位のお金が動く。延期料、キャンセル料だけでも途方もないお金がかかるのだ。
また、これは結婚式とは直接関係ないかもしれないが、こういう状況だと計画的な子作りに支障が出るのも当然であろう。少子化が叫ばれて久しいが、新型コロナウイルスが落ち着くまでは、さらなる少子化に拍車がかかるに違いない。
とにもかくにも、様々な方面に多大な影響を及ぼしている新型コロナウイルス。収束の気配はまだ見えない。
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
P.K.サンジュン




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