国民の祝日である海の日。私(中澤)は毎年、海の日が来ると「夏が来た」って感じがする。ちょうど梅雨が明ける頃だし。そんな海の日は、日にちではなく曜日で制定されている祝日。7月の第3月曜日と祝日法で決まっている。

って今日じゃん! Googleで「海の日」って検索しても、2020年の海の日は7月20日って出てくる!! やったー! 会社休みだー!! と、海に向かって走り出すと上司に怒られるため注意しよう。結論から言うと、2020年7月20日は海の日ではない

・2020年の海の日

もう海パン穿いちゃったんだけど。という人は、申し訳ないが海パンを脱いで一旦深呼吸してくれ。落ち着いて聞いて欲しい。決して海の日がなくなったというわけじゃないんだ。2020年の海の日は3日後、7月23日になっているのである

・ズレてる理由

つまり、2020年は海の日が木曜日。なんで? なんでなん? なんで何にもないのに今年だけズレてるの? この謎は、コロナ禍の影響で起こってしまった。何にもないのではなく、何にもなくなってしまったのだ。そう、祝日の移動の原因となり、今はなくなってしまったものとは……


オリンピック開会式


本来ならば、7月24日にはオリンピックの開会式が予定されていた。その開会式を円滑に進めるため、特例として「海の日」が7月23日に、「スポーツの日」が24日に、「山の日」が8月10日に大移動したのである。そして、オリンピックが延期となった今、4連休だけが残ったのだ。

・ハッピーマンデーではない

というわけで、ひょっとしたら2020年は結構レアな年かもしれない。祝日法のハッピーマンデー制度で月曜になったはずの海の日が木曜日なんだから。とは言え、オリンピックはあくまで延期なので、2021年もこうなるかもしれないけれど。

さて、そろそろ海パンをスーツに着替えただろうか? それでは、あと3日頑張って7月に爆誕した夏休みを楽しもう。

参照元:内閣府
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.