「クーラーを自作したい」なんて考えたこともなかったが、ふと思いついてググッてみたところ、けっこうな種類の “自作クーラー” が見つかった。キャンプで使用するガチのものから、小学生の自由研究的な簡易クーラーまで様々。どうやら100均グッズでも作れるらしい。
そんでまあ、眺めているうちにだんだん作りたくなってしまったので、とりあえず1番簡単そうなやつを作ってみたら……マジで簡単 & ちゃんと涼しかった。というわけで今回は、エアコン必須の夏が来る前に、30分もあれば完成する「簡易クーラー」の作り方を紹介したい!
・990円で作る
材料はすべて100円ショップ「ダイソー」で調達した。クーラーボックス(330円)、USB扇風機(330円)、500gの保冷剤(110円)×3つで計990円、以上だ。なお、電源は自前のモバイルバッテリーを使用する。なければ別途購入する必要があるだろう。
ちなみに私は、いわゆる工作の類が得意ではない。細かい作業が苦手なのだ。過去に編集部で椅子を修理したこともあるが、あの時は結局2秒で壊れてしまった。何が言いたいのかというと、私のように不器用な人間にとっても、今回のクーラー作りは簡単だから安心してほしい。
・簡易クーラーの作り方
それでは作っていこう。まずはクーラーボックスの天板に、扇風機サイズの穴をあける。手順は、穴をあける場所に扇風機を置いて、ペンでくる~っとなぞってから、カッターでザクザク……といった感じ。
同様にボックス前面にも穴をあける。サイズはテキトーに「塩コショウのボトル」くらいにした。インナーボックスにも穴をあけるのを忘れずに。
それで、もう完成なんですよ。作業そのものは「クーラーボックスに穴をあける」だけ。つまりボックスに保冷剤を入れて、上から扇風機で風を送り込めば、前方の穴からビュ~ビュ~と冷風が吹く仕組み。
・スイッチON
さっそくクーラーボックスに保冷剤を入れて……
扇風機とモバイルバッテリーを設置……準備完了である。
それでは……スイッチON!
おおお~ひんやり。ふわ~っと涼しい風が気持ちいいじゃないか。なんとも言えない優しい冷風である。エアコンの代わりにはならないが、ほんのり涼みたい時にはいいかも。扇風機の音もそこまで気にならない。うむ、1000円以下でこの性能……決して悪くないぞ。
クーラーボックスに穴を2カ所あけるだけの「自作クーラー」は、自宅はもちろん屋外でもほんのりと効果を発揮するはず。もちろん、もっと高性能の自作クーラーもあるみたいだから、気になる方はぜひ調べて作ってみてほしい。工作オンチの私は、これでも十分満足だ。
Report・イラスト:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.