世界に広がるマクドナルド。私(中澤)がイギリスに行った時も、バッチリ街角にマクドナルドがあり、見慣れた外見に安心したものだ。
とは言え、メニューは少し違ったりもする。日本では期間限定のものがレギュラー化されていたり、展開されていないメニューが売っていたり。現在、そんな世界のマクドナルドからビーフバーガーが集結しているため食べ比べてみることにした!
・第1弾は日本、カナダ、イギリス
2020年6月24日から開始されたこのキャンペーン。その名もそのまま「世界のマクドナルドからビーフバーガー集結」である。第1弾の顔ぶれは、カナダ「マイティビーフオリジナル(税込490円)」、イギリス「スモーキーバーベキュー(税込490円)」、そして日本「かるびマック(税込420円)」だ。
マクドナルドのサイトによると、カナダ「マイティビーフオリジナル」とイギリス「スモーキーバーベキュー」は、各国で過去に販売されたメニューを基に今回新たに開発されたとのこと。それぞれカナダ「マイティアンガスオリジナル」イギリス「バーベキュースモークハウス」が基になっているのだという。
・パワーのイギリス
購入してみると、サイズはどれもボリューミー。中でも目を引いたのは、見るからにふわふわのパンに、パティ以外にベーコンがはみ出し、チーズまでサンドされたイギリス代表スモーキーバーベキューだ。よし、こいつから食べていこう。
口をつけると、パンが羽毛布団みたいに唇を包む。そして口の中に肉の旨みをまき散らすゴロゴロしたパティ! ベーコンと合わさることで肉々しさがさらにアップしている。
ただ、特筆すべきはソースかもしれない。濃厚な甘みのあるBBQソースがハンバーガー全体の味を作っているからだ。この味が割と癖があるので、好き嫌いが分かれるかもしれない。焼肉の際、甘めタレを常用する人はストライクかも。肉々しさと濃厚な味での押しの一手は、パワー系と言えるだろう。
・チームワークのカナダ
そんなイギリス代表に対し、カナダ代表マイティビーフオリジナルはチームワークが光る。酸味のあるソースとトマトが引き締める味はまとまりが段違いだ。
特にアイデアが見えるのはベーコン。細切れのような状態でソースにまぎれているのだが、これによりベーコンの旨みがよりハンバーガーの味と一体化している。ベーコンが1枚で入っているイギリス代表の次に食べたからこそ、味の違いをより実感した。
さらに、各々の素材の味もしっかり主張しているところは、まさにワン・フォー・オール、オール・フォー・ワン。無駄な動きのないシェイプアップされたパス回しが、カナダ代表の武器と言えるだろう。
・日本代表は……
で、個人的な感想で恐縮だが、日本代表かるびマックはかなり分が悪い。甘いカルビの味付けにマヨネーズがプラスされ、なんだかモタモタしており決定力不足だ。セルジオ越後さんだったらブチキレるレベル。
ちなみに私は、同じモタモタ系のてりやきマックバーガーが好きなのだが、それでもモタモタしていると思う。普段ならあまり気にならないかもしれないが、イギリス、カナダと見てきただけにその差は歴然である。
まとめると、個人的にはカナダ代表マイティビーフオリジナルが最強だった。やはり近代ハンバーガーにはチームワークが欠かせない。日本代表は残念だったが、いつかこの悔しさが財産になる日が来るだろう。そう願い筆を置きたい。
参照元:マクドナルド
Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.