早いもので2020年もあと少しで半分を折り返す。上半期はコロナ一色。暗いニュースが続いており、いまだに出口は見えてこない。誰も予想しなかった年になっているが、はたして下半期はどうなるのだろうか。
そんななか、いよいよキャッシュレス・ポイント還元制度の終了が近づいてきた。それすなわち、消費税10%の本格的到来──キャッシュレスで大きな買い物をするなら今がラストチャンス!
・終了まで間もなく
2019年10月1日の消費増税にあわせて導入されたキャッシュレス・ポイント還元事業。これは中小・小規模事業者によるキャッシュレス手段を使ったポイント還元等を支援するもので、消費者にとっては2%から最大5%まで戻ってくるありがた〜いシステムだ。
全消費者が対象だったこともあって、消費増税を実感していなかった人もいるだろう。しかし、6月30日をもって事業終了。もしかしたら新型コロナウイルスの影響で延長……と期待するも、どうやら今のところ予定通りに終わってしまうようだ。
・ラストチャンス
となると、これから消費税10%が重くのしかかってくる。どうせ買うなら7月よりも6月。たとえ少額でも「塵も積もれば山となる」の意識を持っておいて損はない。大きな買い物をするならラストチャンスだ。
それにしてもコロナ禍の今、本当に6月30日で事業終了してしまうとは……。キャッシュレス決済だと接触する機会を減らせるため、キャンペーンを継続するという選択肢はなかったのか……と思わずにはいられない。
・どうなるマイナポイント
なお、7月1日から「マイナポイント」の申し込み手続きが始まるが、マイナンバーカードの普及率を考えるとハードルがグンと高くなる。そもそもマイナンバーカードを所持していない人も少なくないだろう。
対象店舗を見つけ、キャッシュレス決済するだけと簡単だった「キャッシュレス・ポイント還元事業」。ただでさえコロナの影響で消費の落ち込みが大きいなか、どこまで最後の駆け込み需要があるのだろうか。買い物の予定がある人は密を避けつつ、ラストチャンスを活かして賢く買っておこう。