コンビニ弁当というとボリューミーでカロリー高めなイメージがあるかもしれないが、それはもう遠い過去のお話だ。最近は低糖質かつ低カロリーの優れた商品が数多く登場しており、むしろコンビニの棚こそ時代の最先端と言っていい。

昨日2020年6月23日に発売されたセブンイレブンの新作『ご飯の代わりにお豆腐麻婆茄子』もまた、食の先端を行く超画期的な商品である。名前からも分かるようにコチラは、ご飯の代わりに豆腐が入っているという前代未聞の麻婆茄子となっており……ん? いや、それって……。

・セブン新作

脳が一瞬バグったため改めてご紹介したい。昨日発売されたセブンの新作『ご飯の代わりにお豆腐麻婆茄子(税込464円)』である。麻婆系のウマさには定評のあるセブンだけに期待が持てるが、なんとこれ、麻婆なのに286kcalかつ糖質14.4gという非常にヘルシーな商品なのだ。


容器は2層に分かれており、上段には麻婆茄子が。


そしてその下には……


ツルリンとした豆腐が控えている。

・奇妙なフォルム

何だろう……違和感がハンパじゃない上に、どうやって食べるのが正解なのかイマイチよく分からない。しかし、ヘルシーであることは十二分に伝わってきた。ではまず麻婆茄子からだ。


原材料を見ると実はこの麻婆、豚ひき肉と一緒に大豆加工品が使用されている。つまり大豆ミートだ。なるほど、ここでもヘルシーが徹底されているワケだな。それって味はどうなの? と思う人もいるかもしれないが、安心していい。全然気にならないぞ。豆板醤が効いており、意外とピリ辛でじんわり汗が出てくる。


で、麻婆を食べたら今度は豆腐をパクリ。温めた影響もあってか通常の豆腐よりも水気がなく、それによってご飯感が出ている……ような気もしなくもない。麻婆は量が少ない分、味が濃いめに作られているので、少量を口に含んでは豆腐をガッツリ! を繰り返す感じだ。なかなかに新鮮である。


ていうかもう交互に食べるの面倒だから、豆腐を麻婆にブチ込めばいいんじゃないか? と思い……

豆腐をすくっては麻婆の容器に移した。その結果……


いやこれ、ただの麻婆豆腐やないか!

・発覚

茄子入りのただの麻婆豆腐単品やないか!! 一見、ご飯の代わりに豆腐を入れた意識高い系商品のようだが、それがいつの間にか食べ慣れたド定番中華へと姿を変えたのは驚きだった。もちろん大豆ミート等によって低カロリー・高たんぱく・低糖質を実現してはいるものの、感覚としてはマジで普通の麻婆豆腐である。


しかし逆に考えると、味は普通の麻婆豆腐のままヘルシー化できているということなので、この商品のコンセプトとしては成功なのだろう。量がだいぶ少ないため男性にとっては おやつの域を出ないかもだが、ダイエット中や夜食なんかにはいいかもしれない。

参考リンク:セブンイレブン「ご飯の代わりにお豆腐麻婆茄子」
Report:あひるねこ
Photo:RocketNews24.

▼味の比較用に『大盛りご飯 ビリっと辛い! 四川風麻婆丼(税込496円)』も食べてみた。

▼『ご飯の代わりにお豆腐麻婆茄子』と比べると、ビリビリ痺れる “麻” の辛さが強いようだ。付属の花椒を入れるとビリビリはさらにアップする。食べ比べると、豆腐の方はちょっと辛味噌っぽいかな。

▼ていうか、セブンの麻婆丼ウマッッ!