みんなご存じの国民的グミ「シゲキックス」がチューハイになった。その名も「シゲキックスチューハイ ソーダ味」で、2020年6月16日から全国で販売が開始された。それにしても、シゲキックスとか懐かしすぎるだろ!
いやまあ、普通にその辺で売られているのは知っているが、個人的には中学生だかのころ以来である。今となっては酸っぱいグミも増えたものの、当時は実に画期的で、シゲキックスの一党独占状態だったと思う。今回出たチューハイは、なんでもあの酸っぱさをチューハイで再現しているとか。どんな感じに仕上がっているのか気になったので飲んでみたぞ!
・お酒
それにしてもこちら、恐らくは子供が最も興味を示すアルコールに違いない。なんせシゲキックスである。気のせいかもしれないが、表面にプリントされた「これはお酒です。」の文字も、その他の多くのチューハイよりデカく書かれている気がする。
もし筆者がキッズで冷蔵庫にコイツが入っていたら、一瞬でテンションMAX状態になり、「すげぇ! シゲキックスのソーダだ!! ヒィィィィィイイイハァァアアアアアアアア!!!」などと叫びながら飲んでしまうかもしれない。大人でもそれなりにテンションが上がるのだから。シゲキックスで簡単にハッピーになるタイプの子供をお持ちのご家庭では、安易に冷蔵庫に入れておくのは危険だろう。
ちなみに度数は7%。ストロング系の9%ほどではないが、5%の「氷結」系や、3%の「ほろよい」やらと比べると割と強めである。ベースとなっているスピリッツはウォッカ。値段はオープン価格とのこと。きっと売られてる場所によって変わるのだろう。参考までに、筆者は近所のローソンにて税込み176円で購入した。
・シゲキックス
さっそく開けてみると、プシュッというお馴染みの音と共に、一気に広がる懐かしの香り。一瞬で部屋がシゲキックスの袋の中に早変わり。もうこの時点でかなりのシゲキックス。もしシゲキックスに対して情熱的な子供のいるところで開けようものなら、高確率で一口くれとせがまれ、あしらうのに苦労することだろう。
中身の色は無色透明。てっきり毒々しいケミカルな青とかだと思っていた。これは意外だ。
気になる味の方は……
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> シゲキックス <
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もうどこまでもシゲキックス。果てしなくシゲキックス。まさに液体と化したシゲキックスである。もしネルフがシゲキックス補完計画を発動してシゲキックスが液体にされてしまったら、きっとこんな味になるだろう。
・危険
しっかり酸っぱくて、最初の一口は思わず顔がしわしわのピカチュウみたいになった。アルコール度数7%とのことだが、思いのほかアルコール感を感じさせず、飲みやすい。クセになる酸っぱさで、次の一口、次の一口と飲むのが止まらない。後味にほんのり残るケミカルな甘さも、今回に限ってはシゲキックス感をより感じられてグッド。
軽く飲んでレビューするつもりが、気が付いたら飲み過ぎて寝てしまったレベル。「シゲキックスチューハイ ソーダ味」……ガチで油断ならない仕上がりで、実に罪深く危険な存在だ。懐かしさ的にも話題性的にも味的にも、割と全方面で高いクオリティではなかろうか。お店で見つけたら、とりあえず買って損は無いぞ!