少し前に、全自動で鼻をほじるマシン「ノーズピッカー」を購入したのだが、これが恐ろしいほどに使えなかった。グルグルと回転する “指” が太すぎて鼻の穴に入らないし、ちょっとでも鼻に当たるとピタッと回転が止まってしまう……マジかよ、買った意味ねぇぇ。
しかし、このまま捨ててしまうのはもったいない。何か「鼻をほじる」以外の使い道はないだろうか。そう考えていたところ、これからの季節にピッタリの “扇風機” に変身させるアイデアがひらめいた。善は急げ……というわけで、鼻ほじり機、扇風機にしちゃいやす。
・手動式扇風機のハネを使って……
まず、ミニ扇風機を100均で購入した。レバーをぎゅっと握るとハネが回転する「ハンディ扇風機」が、たった数分後には「全自動扇風機」に生まれ変わる予定。つまり「鼻ほじり機に扇風機のハネを付ける」というのが、今回のミッションである。
せっかくなら「鼻ほじり機」もパワーアップさせたい。扇風機として使用するのであれば、可能な限り回転数を上げて風力をアップさせるべきだろう。ってことで、インパクトドライバーを用意して……
ドライバー先端に “指” を装着した。
試しに回してみると……うむ、かなり良い。強い。抜群のスピード感である。
これほどの速度で回転する “指” はなかなかないだろう。最後に、扇風機のハネをピタッと付ければ「鼻ほじり機型扇風機」の完成である。予想どおり、ハネのサイズ感は完璧。違和感は……ない!
そんなわけで、さっそく扇風機をデスクに設置してみた。ドライバーのハンドル部分をデスクの穴に沈めることで、角度を上手く調整……よしよし、イイ感じだぞ。
それでは……スイッチON!
おいおい見事に扇風機じゃねえか。
想像していた以上の完成度である。全然使えなかった「鼻ほじり機」が扇風機として生まれ変わった。ドライバー音は少々うるさいが、風はそこそこ感じる。やはり、鼻ほじり機は「鼻をほじる」以外の使い道があったようだ。
ちなみに……
数分後にハネは飛んで行ってしまった。
実は、いつか飛んでいくのは分かっていたこと。両面テープで貼り付けただけだからな。今後も扇風機として使い続けるつもりはなかったので問題はない。むしろ、今回の検証によって「鼻ほじり機」の秘められた可能性をさらに感じることができた。
・また会いましょう
──というわけで、今後も「鼻ほじり機」の研究は続ける予定だ。機会があれば、また新たな発明品を発表しようと思う。それではまた会う日まで、さようなら。
Report:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.
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