「モスに行ったらほぼ毎回ライスバーガーを食う」という人は多いのではないだろうか。かく言う私もそのひとりだ。種類が豊富で、旨味がぎゅっと凝縮されていて、見た目以上に腹持ちも良い。ただ、他のサイドメニューと一緒に食べていると、そのボリュームのために途中でお腹がいっぱいになることもよくある。
そこで誰でもサラっと食べられる方法はないかと考えたところ、思いついたのが「お茶漬け」だ。ライスだからご飯に合うはずと思い、5種類のライスバーガーで試してみたら、いい意味でも悪い意味でも「見た目は関係ない」ことを思い知らされる結果になった。以下で詳しく紹介しよう。
・検証するライスバーガー5種
比較するのは、モスで販売されている5種類のライスバーガー。期間限定の「海老天めんたい味」と「よくばり天めんたい味」。レギュラーメニューの「海鮮かきあげ」に、「焼肉」。それから、「海老の天ぷら」である。
ちなみに、「海老の天ぷら」は公式サイトにも載っていない謎のメニュー。特定の店舗でしか販売されておらず、自分が購入した店舗もその翌々日には取り扱っていなかった……。
さて、調理というほどのことはないが、作り方を紹介しておこう。
・調理
ライスバーガーの半分ぐらいが浸かるようにお茶を注ぎ……
しっかりかき混ぜて完成。それにしても、ほのかに漂う香りは良いのだが、予想以上に見た目がなんというか、食欲をそそらない……。
・一番美味しかったもの & 圧倒的にマズかったもの
気にせずに食べてみたところ、当然ながらお茶漬けにしたことにより、5種類とも味はさっぱり系に変化。特に天ぷら4種類のライスバーガーに関しては、見た目はともかくとして、予想以上にお茶との味の相性は良く、お店で「こういうメニューです」と言われて出されても納得しそうなレベル。中でも一番美味しかったのは……
「海老の天ぷら」だ。
プリプリの海老の食感が柔らかいご飯とコントラストを生み出しつつ、海老の旨味と甘辛い味付けがお茶に染み出して、普通に美味しい。ただ、天ぷら4種類はどれも見た目とは違って美味しかったので、その差は僅差。「海老の天ぷら」が他の商品よりも濃い味付けだったことが勝因だろう。一方、圧倒的にマズかったのは……
「焼肉」である。
天ぷら4種に比べて見た目は全く問題ないのだが、味は飛び抜けていた。焼肉ダレの甘さとお茶の渋みがガチのタイマンを張っており、お互い一歩も譲らない。さらにしっかりと味付けされたお肉が重なり、味の不協和音を増幅させる。天ぷら4種類の美味しさを合わせても到底及ばない、圧倒的な破壊力を見せつけてくれた。
・まとめ
そんなわけで、モスのライスバーガーをお茶漬けにして食べてみたら、具材が天ぷらであれば美味しくいただけるが、焼肉は絶対に合わないという結果になった。正直に言うとどれも普通に食べた方が美味しいものの、天ぷらに関しては、たまには味変でお茶漬けにして食べても良いかなと思う。
あと、お茶ではなくお出汁だったらもっと合うかも。とにかく、興味がある方は焼肉以外でぜひお試しを!
参考リンク:モスバーガー
Report:Kg
Photo:RocketNews24.
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▼モスライスバーガー焼肉は本当に美味しいので、普通に食べればよかった……