「はなまるうどん」は本日2020年5月19日、『かけ(温)』、つまり かけうどん(温)の価格改定を発表した。大・中・小それぞれ70円の値上がりとなり、新価格は5月26日から適用される。仕方がないとは言え、庶民にとっては大きな負担増だ。
この値上げにより、これまで税抜150円だった『かけ(小)』は税抜220円になるワケだが……そういえば「はなまる」の『かけ(小)』って、昔はめっちゃ安かったよなと思い価格推移を調べてみたところ、大変なことになっていたのでお伝えしたい。
・『かけ(小)』の価格推移
はなまるうどんの創業は今から20年前の2000年。覚えている人もいるかもしれないが、当時の「はなまる」の安さは凄まじかった。『かけ(小)』がなんと税込105円で食べられたのだ。105円て! コンビニのおにぎりみたいな値段である。
うどん店とは思えない激安っぷりに、初めて行った時は衝撃を受けたものだが、2013年11月になると「はなまる」は初の価格改定を実施。『かけ(小)』は25円アップの税込130円となる。まあ、これでも十分すぎるほど安いのだけど。
・値上げラッシュ
その後はしばらくこの価格が続くも、2019年3月に再びの値上げに踏み切り、『かけ(小)』の値段は税込130円から税抜150円に変更となった(価格の表記方法も内税方式から外税方式へ変更)。ちょうど去年の話である。
そして本日、3度目の価格改定が発表されたワケだが……先述の通り今回は、税抜150円から税抜220円というかなり大きな値上げになった。つまりこの約6年半で、『かけ(小)』はなんと2倍以上も高くなってしまったのだ。「はなまるうどん」は今回の値上げについて、以下のように説明している。
「昨今のマーケットや飲食業界を取り巻く環境の急激な変化により、企業努力のみでは現行価格でご提供を維持することが困難となりました。
安定的にそしてこれからもお客様へおいしい讃岐うどんを皆様にご提供し続けるため、やむを得ず、今回すべてのサイズの『かけ』商品の価格を改定することにいたしました」
仕方ねぇ……! それは仕方がねぇよ「はなまる」。ていうかよく考えたら、今までが安すぎるだろ! 去年まで100円台て!! さらによく考えたら、税抜220円でも普通に安いと思うぞ! 自信持てよ!!
・不器用なんで
数字だけ見ると2倍以上アップしているが、もしかすると20年越しの適正価格に辿り着いただけなのかもしれない。気付くのに だいぶかかったなぁ……。そんな不器用な「はなまるうどん」を、これからも応援していこうと思う。頑張れ、はなまる。