2020年5月15日から、全国のミスタードーナツにて販売が始まった「抹茶の、驚(おどろき)」シリーズ全4種。「misdo meets 祇園辻利 Toshi Yoroizuka」というコラボ企画の新作だ。宇治抹茶を使用した、全体的に緑色多めなドーナツ群。

4月から販売されている「抹茶の、頂(いただき)」シリーズもかなりのクオリティだったので、きっと今回も凄いのだろう。さっそく買ってみたところ……ドーナツってレベルじゃねぇ! ケーキじゃねぇか!

・容器

新作4種のただならぬ感じは、ドーナツ本体を見る前からにじみ出ていた。具体的には容器だ。これまでもミスドはそれなりにドーナツ離れした立体的構造を持つドーナツを出していた。しかし持ち帰る頃には往々にして崩れてしまったものだ。皆さんも経験あるだろう。

しかし今回は本気度が違う。ドーム型の容器でドーナツの防御力が爆上がりしているのだ。よっぽど振り回したりしない限り、貴方の自宅までパーフェクトなコンディションを保ち続けるだろう。その代償として、持ち帰り用の箱には3個までしか入らなくなっている。持ち帰る際にかさばり方も半端ないので注意が必要だ。


・ポン・デ・パイ

容器の話はこれくらいにして、メインのドーナツを見ていこう。まずは「ポン・デ・パイ 宇治抹茶」からだ。お値段は税抜き200円。ぱっと見はただの抹茶味なポン・デ・リングに見える。なぜパイなのか……


実はドーナツの下に、チョコレートがかかったパイ生地がくっついているのだ。おいおい、ポン・デ・リングはモチモチ感が売りじゃないのか? いいのかパイなんてくっつけて。ポン・デ・リング過激派の怒りを買っても知らないぞ? などと思いながら食べてみると……


モチモチサクサクでうめぇ……ッ! なるほど公式サイトの「もちもち生地とサクサクパイを一度に楽しめる商品」という売り文句がガチで本当だった。ちなみに、普段のポン・デ・リングのノリで手で持って食べようとすると、死ぬほど食べ辛い。ナイフとフォークで食べることをお勧めする。つまりケーキ。

中央の宇治抹茶ホイップをチョコホイップに変えた「ポン・デ・パイ ショコラ(税抜き200円)」もある。抹茶も好きだがチョコはもっと好きという方はこちらを選んでもいいだろう。


・クリスプ

続いては「クリスプ宇治抹茶ショコラ(税抜き230円)」。四角いサクサクしていそうな雰囲気の生地の上に、チョコホイップと、飾りのような感じのモノが乗っている。そして生地の一部が宇治抹茶チョコでコーティングされている感じ。なんというか、アート作品的な雰囲気を感じる。


半分に切ってみると、生地の中は抹茶色。食べてみると、外見的には硬そうに思えた生地は、中がしっとりしていて柔らかいことが判明。そして抹茶味というよりは、茶葉の香りが滲み出てくると言った方が良さそうな、そんな大人な感じの味。


こちらも「ポン・デ・パイ」同様に、色違いならぬ味違いバージョンが存在する。「クリスプダブル宇治抹茶(税抜き230円)」で、生地の上に宇治抹茶ホイップが乗せられ、生地の一部がチョコレートでコーティングされている感じ。


生地そのものから宇治抹茶が香るため、抹茶控えめなのが好みであれば、こちらを選ぶといいかもしれない。言うまでも無いことだが、両方とも手で持って食べるのは至難。ナイフとフォークで食べる以外に無いだろう。形状的にもクオリティ的にも、やはりドーナツのふりをしたケーキではなかろうか。どれも期間限定で7月上旬ごろを目安として順次終了していくそうなので、食べたい方は早めにお店に行こう。

参照元:ミスタードーナツ
Report:江川資具
Photo:RocketNews24.
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