生ける伝説ローリング・ストーンズ。ビートルズが現役だった1960年代前半から今まで、半世紀以上1度も解散せずに活動を続けているロックバンドだ。凄いのは、ただライブ活動をするだけじゃなくオリジナルアルバムを発表していること。まだまだ現役バリバリだ。
そんなストーンズが8年ぶりとなる新曲をYouTubeで公開したのだが、聞いてみるとおやおや? なかなか衝撃の歌詞っぽい。海外からは「今起こってることとシンクロしすぎ!」「パンデミックの残りの期間中、私の頭で鳴り続けるだろう」という声も。
公式YouTubeで発表されている楽曲の歌詞を耳コピし、こちらで訳すと次のような内容を歌っていた。
・新曲『Living In A Ghost Town』訳
まず出だしは「僕は廃墟に住むオバケ」という繰り返しから始まり、最後に「その時みんな閉じ込められちゃった 廃墟に住むオバケみたいだね」と締められる。
映像は終始人がいなくなった世界の街並みを映し、最初のメロが終わった時点で多くの人が「ゴーストタウン=非常事態宣言で人がいなくなった街」とシナプスが繋がるのではないだろうか。
その後、歌詞はかつての繁栄などを描写する内容に。曲調はブルージーかつソウルフルなのだが、退廃的な歌詞が近未来SFチックというか、終わった後の世界で歌ってるみたいだ。
しかし、そんな状況で、主人公は携帯電話をじっと見て時間をつぶしている。もし、これが物語であれば不条理でミステリーが始まりそうな内容だが、それでいて、今の世界や自分の状況とリンクする歌詞だ。
・1年前にできた曲
ちなみに、NMEによると、この曲はニューアルバム用に1年以上前にレコーディングされた曲なのだとか。今の状況にぴったりなので、早急に仕上げて公開されたのだという。
キースリチャーズは「みんな気をつけてくれよ!」と言っているので、ロックダウンの風刺とかではなさそうだが、それにしても予言者かよ! 海外のネット民からは以下のような声が上がっていた。
・海外の声
「お待たせしました……ローリングストーンズです」
「ローリングストーンズは間違いなくコロナウイルスのワクチンです」
「クソコロナに我らがローリングストーンズが激突」
「コロナウイルスにぴったりの曲」
「パンデミックの残りの期間中、私の頭で鳴り続けるだろう」
「今起こってることとシンクロしすぎ!」
「2020年もローリングストーンズは転がり続けてる」
「今でも史上最高のバンド」
──街や自分の状況と重ねる人、予言者っぷりに衝撃を受ける人も多い。私(中澤)は外出できないこのタイミングでローリング・ストーンズが動いたのが嬉しかった。まだまだ転がりますね。でも、キースもミックもチャーリー・ワッツもロン・ウッドも気をつけて。
▼『Living In A Ghost Town』オフィシャルビデオ