ヒトノシムナシイ応仁の乱──。長きにわたって繰り広げられた戦いであり、被害が甚大であったことは教科書で習った通りだ。当時都だった京都は大打撃を受けた。そのせいか京都人はいまだに「先の戦いはねえ」と言い、眉をしかめながら応仁の乱のことを話す(体験談)
京都人にとって、応仁の乱は余程の事件であったに違いない。しかしここ最近、ソレを超える衝撃が京都に走っているという。なんでも地域限定の『京都ブラックサンダー』が、応仁の乱以来の衝撃との話。なんというトンデモナイあおり文句! これは食べてみるしかないっ!!!!
・おたべ監修
『京都ブラックサンダー』(8袋入・税別600円)は “八つ橋” で有名な、京都銘菓おたべが監修している。京都土産として、本格的な抹茶の味にこだわって開発されたそうだ。気合いを感じるな! それはさておき、である。
記者はこのブラックサンダーを、京都駅の専門店「京都ブラックサンダー コトチカ京都店」で購入。よくよく見ると、店頭にもデカデカと “応仁の乱以来の衝撃” と書かれているではないか。いやいやいや、どんだけだよ!!
応仁の乱って、京都の人にとって大事件だったんちゃうんか!? あおり文句が本当だとすれば、コレを食べたら京都の人は失神どころじゃすまないんじゃないの???? そんな危険なモノを売ってて大丈夫!???
・「雷神どすぅー」についてはスルー
とまあ、思わず突っ込みが追い付かない事態に陥ったが、心を落ち着けて食べてみることにしたい。この時点でパッケージにプリントされた商品名「ブラックサンダー」の脇に、ちょこんと「雷神どすぅー」というセリフが添えられていることに気付いたが、もう無視である。
封を開けてみると、キレイな緑色。ボリッとかじってみると、美味しい。お馴染みのブラックサンダーの食感と味、そしてそれらを包むようにコーティングされた濃い目の抹茶がよくあっている。まったりした甘さもありながら、時折ほろ苦い。
これはコーヒーなんかも良いが、日本茶によく合う味だ。京都らしさがとてもよく感じられる商品ではないか。ウマい。ウマいがしかーし、応仁の乱以来の衝撃とは一体……。答えを探すべく、何度も口に入れては味わい、口に入れては味わいを繰り返す。
そこでフト記者は気付いたのだ。「応仁の乱を経験してないし、ましてや京都の人間じゃないからわかんないや」と。そう、結果としては “応仁の乱以来の衝撃” を体感することはできなかった。とは言え、美味しい&面白いコトは言わずもがな。京都土産としては、激しくアリである。
参考リンク:京都ブラックサンダー
Report:K.Masami
Photo:Rocketnews24.
▼応仁の乱以来の衝撃らしい
▼「雷神どすぅー」って……なんやねん!
▼おたべ監修
▼食べてみた
▼応仁の乱についてはよくわからなかったが、美味しかったのでオッケー