そう、あの静電気だかでくっついてなかなか開けない袋の対処法である。先に言っておくが、指をぬらすとか、輪ゴムを用意しておくとか、そういうパターンではない

用意されている濡れ布巾は、なんだか汚くて触れたくないし、買い物に行くたびに輪ゴムなど用意してもいられない。そもそもそれなら記事にしない。そうではなく、実は袋詰めコーナーにあるアレを使うと、めちゃくちゃ簡単に開けられるのだ。

・セロハンテープ

それは……



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> セロハンテープ <
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もしかしたら無い場合もあるかもしれないが、ほぼ確実に設置されているだろう。本来は恐らくポリ袋から中身が出ないように封をするためとか、そういう目的で置かれているやつだ。

しかし私はこいつを、永遠にくっついたままのレジ袋を開くために使っている。やり方は簡単。開きたい袋の口付近の片面にセロテープを貼り付けて、そのまま引っ張れば開く。セロテープはそのまま適当に折って、内側にでも貼り付けておけば良い。


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・とにかく開く

小学生の頃にたまたま気づいた方法である。物心ついたときから指が乾燥しまくりでツルツルな生物である私は、ある日スーパーの袋詰めコーナーで悩んでいた。

袋が開かない……。静電気だかなんだかでくっついている。誰しも経験があるだろう。特に冬なんかに頻発するやつだ。当時から潔癖症だった私にとって、指を舐めて湿らすなど不衛生すぎて正気とは思えない

まさにそういう状況のために用意されていると思しき濡れ布巾もまた、潔癖症ゆえに触れたくない。そこで閃いたのだ。セロテープを両サイドに貼り付けて引っ張ったら開くのでは?

これは道理にかなっているだろう。両サイドにテープを貼り付けて、そのまま引っ張れば間違いなく開くと思われる。そう思い、まずは片面だけに貼り付けた段階で、予想外の事態が発生。

片面にしかセロテープを貼っていないのに、軽く擦れた拍子にくっついていた袋があっさり開いたではないか……! この方法を知ったときの話である。以後20年くらい、しょっちゅうセロテープで袋を開いている。

きっとファンデルワールス力だとかなんとか、その手の複雑な仕組みが背後にはあるのだろうが、詳しいことは分からない。とにかく開くのだ。

ちなみに、ビニール袋ならだいたいこれで開く。厚手のレジ袋ではなく、よく買い物客が肉のパックとかを個別に包むために使用している、半透明の薄いポリ袋でもイケる


・ご存知でした?

ぶっちゃけみんな知っていることだと思っていたので、これまで黙っていた。ところが、先日なんとなく「ポリ袋 開け方」などでググってみても、セロテープスタイルは出てこない。

横から開けるとか、引っ張るとか、指をぬらす(レジで塗らすにはあの不快な布巾に触れなければならないというのに)とか、輪ゴムを使うとか(輪ゴムを持ち歩く時点でNG)はたくさん出てきたが、やはりセロテープスタイルは見当たらない。

そこでふと思ったのだ。もしかしてあまり知られていない方法なのでは……と。もしそうならシェアするのも悪くないだろう。そのためのセロテープではないので、正しい行いかどうかは微妙なところ。

しかし見方をかえて、「袋詰めコーナーに設置されている道具を、袋詰めをするために用いている」という解釈をすれば、悪い行いでは無いと主張することもできるだろう。

よく袋が開けられなくてお困りで、なおかつ指を舐めるのも、袋を開けるために普段から特別な準備をするのも嫌なあなた。袋詰めコーナーのセロテープを使ってみてください。

執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.