先週、2019年11月29日。令和初となる “いい肉の日” に合わせ、ボリュームに定評にある丼チェーン「伝説のすた丼屋」から新たな商品が発売された。その名も『トリプルすたみな爆肉丼(税込990円)』。

「爆肉」という不穏ながらも意味はよく分からないネーミングに惹かれて頼んでみたら、最終決戦みたいなのが来ちゃったのでお伝えしたい。アカンでこれぇ……。

・すた丼の新商品

「すた丼屋」にはやっぱり、頭悪いくらいとびきりボリューミーな丼が似合うよね! と考える私(あひるねこ)からしても、あの新メニューはいささかやり過ぎな気がしてならない。それも別方向に、である。順を追って話そう。

『トリプルすたみな爆肉丼』は、牛 × 豚 × 鶏という三大メジャー肉が一つの丼に集結した「すた丼屋」初となるトリプルコラボ丼だ。茶碗約3杯分の大盛りご飯にのった総肉量は、なんと290(ニク)グラムにも上る。まさに男子ホイホイ的一杯と言えるのではないか。それがこちら。


はいドン!

・安定の肉尽くし

なるなる、な~る! さすがのボリューム!! ラグナロクかな? と思いつつ、現場がカオスすぎて話が見えないため一つずつ見ていこう。まずは牛代表の「牛焼肉」だ。大正義・牛カルビと玉ねぎ、そしてニンニクの芽がパンチの効いた “特製すたみな焼肉ダレ” で炒められているぞ。


うむ、間違いないウマさである。

続いて鶏代表「すたみな唐揚げ」! もはや説明不要の人気メニューが3つも のっているのは嬉しい限り。こちらも牛同様たっぷりニンニクがが効いており、食べ手の「ご飯かっこみたいですね」欲求を極限まで高めようとしてくるので気を抜けない。


押忍! 押忍押忍ッ!!

・予想外の光景

で、最後は言わずもがな豚肉……なのだが、唐揚げの逆サイに視線をずらした私は一瞬、完全にフリーズすることになる。え!? いや……ん? は!?


何やコレ!!!!

・謎の物体

白ォォォッッ! 茶一色の丼内において、ここのエリアだけ異彩を放っているではないか。一体何が起きたんだ? もう一度よ~く見てみると……私、とんでもないことに気付いちゃったんです。マ、マジかよコイツ……。


とんかつじゃん!


・かつだった

なんとその正体は、豚代表の「とんかつ」だったのだ。そこにソースと共に、“特製からしニンニクマヨネーズ” が親の仇のようにかけられている。なるほどぉ、だから白かったのかぁ……って莫迦(ばか)! いくら何でもかけ過ぎなんだよォォォォオオオオ!!

・はしゃぐマヨ

別に とんかつにマヨ自体を否定するつもりはない。しかし、これでは とんかつというよりマヨ単品である。ラクレットチーズみたいなノリでかけるんじゃないよと言いたい。さすがにこの量はキツいので、牛と鶏にもマヨをつけて減らしていくことにする。

運良く牛焼肉にも唐揚げにも激マッチするマヨ。ちょっと減ったところで、ようやく とんかつをガブリ。うん……まあウマいさ。が、これがチーズだったらなと思わずにはいられない。ただでさえ超ボリュームなのに、マヨまでハッスルしまくっているせいで気分はもう戦争だ。若さ故の過ちのような丼である。

・さらに上がある

それでもなんとか完食することに成功。34歳にはヘビーだったが良かった良かった……と思ったら、メニューをよく見るとプラス360円で牛焼肉を約1.5倍に、唐揚げを4個に、そして とんかつを2枚に増量できると書いてあるではないか。正気かよオイ!

・爆肉納めに

「すた丼屋」の新商品『トリプルすたみな爆肉丼』。それは、激動の2019年を締めくくるにふさわしい最終決戦仕様の丼であった。注入すれば(食べれば)パワーがモリモリ湧いてくること必至。期間限定なので、挑戦する場合は急いだ方がいいだろう。ただし、マヨが苦手な人は十分に注意されたし!

参考リンク:伝説のすた丼屋
Report:あひるねこ
Photo:RocketNews24.

▼ご馳走さまでした。