出だしからこんなことを言うのはどうかと思うが、正直あまり「すき家」が好きではない。定期的に松屋には行くし、ライザップ牛サラダを求めてほぼ毎日吉野家にも通っている。ただ、なぜか すき家にだけはなかなか足が向かないのである。
だがしかし、すき家の『食べラー・メンマ牛丼』だけはメチャメチャ好きだ。本ッ当に好きだ。初めて『食べラー・メンマ牛丼』を食べた時の衝撃と言ったら……! 2019年1月に復活した際は、ガチで週3くらいは すき家に通っていた。それくらい大真面目に『食べラー・メンマ牛丼』が大好きなのだ。
・本当にウマい
割と早めに復活したことを考えると、おそらく『食べラー・メンマ牛丼』は人気のあるメニューなのだろう。それもそのハズ、牛丼にメンマと食べるラー油がトッピングされているだけなのに、信じがたいほどのウマさになっているのだから。メンマが出会うべきはラーメンじゃなく牛丼だった。個人的にはそう確信している。
2019年11月21日、その『食べラー・メンマ牛丼』が復活した。今回は後追いの「麻辣スパイス」付きで『四川風 食べラー・メンマ牛丼』となっていることは以前の記事でもお伝えした通り。あのウマさがさらに進化するとか……! 『食べラー・メンマ牛丼』のポテンシャルはマジで高い。
・メンマなら山盛りも食える
さて、私(P.K.サンジュン)はかねてから「次にメンマ牛丼が復活したら絶対にやるんだ……!」と心に決めていることがあった。そう “メンマの限界トッピング” である。男たるもの好きなものはとことん追いかけるべし──。そこに迷いは微塵もない。
というか、冷静に考えてもメンマは「いくらでも食べられる系」の食材ではなかろうか? 肉などとは違って脂っこさはなく、あのシャキシャキ食感は半永久的に飽きることはないハズ。そこにすき家が誇る「食べるラー油」が加わるのだ。むしろ、いくらでも食べ続けられない方がおかしい。
・30人前を注文
というわけで、やってきたのは近所のすき家である。単品の「食べラー・メンマ」は税込み170円。今回はこの「食べラー・メンマ単品」を、並盛の牛丼に限界まで盛り付けていく作戦だ。私はとりあえずの分として、
「食べラー・メンマ単品を30人前で」
……とオーダーした。この注文が後に悲劇を招くとも知らずに。
言い訳がましくなってしまうが、メニューにある「食べラー・メンマ単品」の写真は小鉢にちょっとメンマが盛り付けられているだけであった。考えてみて欲しい、ラーメン屋でメンマを追加してもたかが知れているハズだ。小刻みに注文して店員さんの手を煩わせるのも申し訳ない。そんな思いもあり、私は悪ふざけ無しでメンマ30人前を注文した。
ところが……。
出てきたメンマやべぇぇぇぇええええええ!!!!
もう1度言わせていただきたい。神に誓って私は “悪ふざけ無しで” メンマ30人前を注文した。あくまで「丼に山盛りのメンマ」になればOKなのだ。だがしかし、目の前に現れたのは想像の3倍くらいのメンマである。山どころではなく山脈、メンマではなく竹林。体感ではメンマ90人前くらいに相当する。
・想定外のメンマ山脈
当然ながら牛丼に全てのメンマをトッピングすることは物理的に不可能で、結果的には10人前を盛り付けた時点でイメージ通りの「山盛りメンマ牛丼」は完成した。これについては割と余裕で完食できたが、残りのメンマ20人前については無念のお持ち帰りとさせていただいたことを記述しておきたい。
今回、3つわかったことがある。1つは改めて『食べラー・メンマ牛丼』は激ウマだということ。2つ目は「10人前なら意外とペロリ」であること。そして最後に「すき家は全然ケチくさくないこと」である。ズバリ、メンマ欲を満たすならすき家一択だ。すき家にはメンマの花園があった。
というわけで、想定外のハプニングはありつつも、かねてからの夢である「メンマ限界トッピング」にはいちおう成功した。ただ、特にすき家慣れしていない諸君! これだけは肝に銘じておこう。「すき家は全然ケチくさくないから逆に注意」と──。