寒い! もう冬の足音がガンガン聞こえてきている。日増しに朝夕の冷え込みは厳しくなり、寒がりのおじさんたちはすでにズボンの下に、ヒートテックの肌着を忍ばせているかもしれない。

先日、ワークマンの「ヒーターベスト」を紹介したところ、オンラインストアでは在庫切れ。入荷は2019年12月とのことで、ヒーターベストを買えない人々が続出してしまったらしい。寒くて冬を越せねえ! と心配されている皆さん! ご安心を。ドン・キホーテに行けば、ヒーター付きマフラーを販売しているぞ~! この製品、ひそかに万能だった。

・ドウシシャの製品

これの正式名称は「ウェアラブル・ヒーター・ネック」だ。着られるヒーターと言ったところだろうか。面倒くさいので、ヒーター付きマフラーと呼ばせてもらおう。販売価格は税別6980円。


ワークマンのヒーターベストが税込9800円だったことを考えると、マフラーが6980円というのは割高に思えるかもしれないが、そもそもワークマンのコスパが高すぎる。後述するバッテリーの利便性を考えると、妥当な価格だろう。


ヒーター付きマフラーは、バッテリーを外せば手洗いできる優れモノ。製造元は「ドウシシャ」だ。この会社は、機能性の高い家電製品の製造販売を行っている。マフラーも期待できるぞ。


・バッテリーの出力はUSB

マフラーの長さは約80センチ。ポケットがついており、約120グラムのバッテリーをその中に収めることができる。


私が注目したのは、マフラーの給電方法だ。当然バッテリーから電力が供給されるのだが……


そのバッテリーの出力がUSB端子になっている! ということはつまり、この専用バッテリー(5V、3000mAh)はその気になれば、スマホのモバイルバッテリーとしても使えるじゃないか! 

もっと言えば、マフラーを自前のモバイルバッテリーで稼働させることもできてしまう。出力の兼ね合いがあるので、あまりオススメはしないが、いざという時でもモバイルバッテリーで “暖” をとれる


・最長20時間連続使用可能

バッテリーをマフラーと接続し、電源を入れる。すると、バッテリー残量が青色のランプで表示される。満充電の場合は4つのランプが点灯、充電残量に応じて、点灯するランプの数が変化する。


マフラーの先にあるボタンを長押しするとヒーターが起動。最初にインジケータが赤く灯る。これは温度調整「強」の状態を示している。温度は48度だ。


再度ボタンを押すと、設定温度44度の「中」に設定される。


もう1度ボタンを押すと、40度の「弱」に。ボタンを押すごとに、「強 → 中 → 弱」の順番で切り替わる。


なお、連続使用時間は満充電の状態で、 強:15時間・中:17時間・弱:20時間だ。1回の充電で、丸1日らくらく使用できる。


・ヒーターベストと合わせれば最強!

実際に使用してみると、マフラー生地自体はかなり薄いが、ヒーターの効果で首元はかなり暖かい。


上着の下に着用しても、全然かさばらないし、暑ければ外してカバンにしまっても邪魔にならない。手洗いできるので清潔感を保つこともできる。この冬、ウェアラブルヒーターデビューを考えている人に、オススメの製品である。ヒーターベストと合わせれば、大げさではなく最強だ!


Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24