
手軽に具材とご飯を一緒に食べることができる料理、丼(どんぶり)。英語でいえばボウル(bowl)。牛丼吉野家の「うまい、やすい、はやい」のキャッチフレーズにより、丼物は安いというイメージがすっかり定着した。そうだ、丼は安くて早く食べることができるからこそ、日本の国民食としていまだに親しまれている。
そうと知りながら、また私(佐藤)はやっちまった……。何を血迷ったのか、3万円もする丼を食っちまったのである。3000円でも十分高いというのに、その10倍! 3万円の代物を胃袋に流し込むとは、一体どうしちまったんだ、俺ーーーッ!
・魚介が主役
高額丼を食べたのは、東京・新宿の大久保公園で開催中の「新宿シーフードマニア2019」の会場だ。このイベントは、スパークリングワインとシーフードを集めた食の催しである。
この手の屋外型の食イベンドは、どちらかといえば肉が主役になることが多い。しかし、この会場に肉を売りにしている店は1つもない。
あくまでも主役は海の幸である。場内を見回してみると、マグロ・明石焼き・シーフードカレー・シーフードピザ・海鮮フォー・ブイヤベースなど、メニューはバラエティに富んでいる。
・桁が違う!
場内をひと通り回ったところで、あるお店の立て看板が目に留まった。そのお店「つくば酒趣」では、いろいろな海鮮丼を出している。ちょうど昼だし、丼でも食おうかと思ったところ……。
いくらまみれ丼が2000円か~。いい値段するな~。うん? ちょっと待てよ、その下の丼は桁違うぞ!
さらにその下のヤツはもっと高い!
まるごとキャビア丼、3万円だってーーーッ!!!!
ハハハ、誰がコレ食べるんだ? 丼に3万も出すバカいるかよ……。しかしなぜだろうか、私はコレを見た瞬間に心の奥底から、「食べねば」という義務感のような気持ちが芽生えていた。
でもちょっと待て、ここは現金使えないんだ。電子マネーで会計できるけど、あいにくそんな金額をICカードにチャージしてないし。買うとしても、食券を3万円分購入しなければならない。1000円の食券を30枚も買うかよ……。
……誰が30枚も買うかよ……
ところが!
気づけば買ってた…
……………1000円の食券30枚……………
・お店の人もビビる!
半分無意識のような状態で、30枚もの食券を買っちまうとは、私の血迷いもどうやら末期に来ている。こうなったら、アレを買うしかない! そう、まるごとキャビア丼だ!!
「キャビア丼ください!」と食券をドーン! とカウンターに出したら、お店の人がビビってた。買うんですか? と言わんばかりの表情を浮かべていたのは気のせいか? 驚かしてしまってすみません! もう後に退けないんです!!
丼を待つ間に店の前を見ると、ここのキャビアは茨城で生産しているものだとわかった。茨城山系の地下水をろ過して、チョウザメを養殖しているそうだ。チョウザメはオスメスの判別ができるまで4年かかり、キャビア(チョウザメの卵)を搾取できるまでに8年もの歳月がかかるという。
手間と時間をかけてつくられるキャビアの瓶にはこう書かれている。「食の宝石」、その言葉はまさしく生産者にとっての真実だろう。食べるのが楽しみだ。
・グルメリポーターのあの言葉
しばし待つと、丼が出てきた! 作っている様子を店の前で見ていたけど、お店の人の手が震えているように見えた。使用するキャビアは1瓶(大瓶)8万円もするそうだ。そりゃ手も震えるだろう。血迷って注文してしまってすみません、ほんとに……。
さて、お待たせしました。これが3万円の丼です!
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おお! ご飯を覆い尽くすほど大量のキャビア!!
これはトンブリ(通称:畑のキャビア)ではない、間違いなくチョウザメの卵である!
これを見た私が言いたいのは、これだ!
「食の宝石箱や~!」
今ならわかるぞ、あのグルメリポーターがあの表現を使う理由。キラキラと光るキャビアの姿は、まさに宝石。それが大量にご飯を覆っているのだから、宝石箱と呼ぶふさわしい。
ご飯とともにキャビアをスプーンですくう。なんて贅沢な1匙だろうか? 金額で換算すると、これだけで1000円くらいしてしまう。それをひと思いに食う!
美味し! 塩漬けされたチョウザメの卵は、食感がバツグン。ご飯に合うのか? という疑問はあったが、食ってみてすぐにその答えがわかった。合う! めちゃめちゃ合う!! 毎日食いたくなるほど、白ご飯との相性はバッチリだ。
血迷いグルメ史上、もっとも高い部類に属するこの丼。コレを超える丼に出会える日は来るのか? さらなる高額丼の登場に期待したい。
・イベント詳細
名称 新宿シーフードマニア2019
場所 大久保公園(東京都 新宿区 歌舞伎町 2-43)
会期 2019年11月7~24日
時間 11:00~21:00
参照元:新宿シーフードマニア2019
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
▼オマケ。ついでに会場で3000円の桶盛りの生本マグロも食ったよ!
▼シーフードといえば、やっぱり刺身は外せないよな~
▼山盛りのマグロを1人で食うなんて、しあわせ~!
▼マジでテンションあげみざわ(爆)
佐藤英典



















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