病院に行ったとき保険証を忘れたらメッチャ高くて驚いた。こんな経験をされたことはないだろうか。私はある!

保険証忘れはもちろん、中国に行ったときも風邪で病院に行っただけで1万円以上かかって驚いたり……もうね、日本の健康保険マジありがたい。

そんな健康保険がなくなる可能性があるという。それってどういうことなの?

・健康保険がなくなるってマジ!?

なんで健康保険がなくなるかもしれないの? 全国の健保組合の連合組織「健康保険組合連合会(けんぽれん)」によると、2022年を境に制度の維持が困難になると予測されているという。その理由をザックリまとめると以下のとおり。

現在、75歳以上の高齢者の医療費は、医療機関で払う原則1割の自己負担と高齢者自身の健康保険料を除いた分を、現役世代の健康保険料に含まれる「拠出金」と公費でまかなっている。

人口の多い「団塊の世代」が2022年から75歳以上になり始め、医療費の急増が見込まれるため、このままでは現役世代の拠出金負担がさらに重くなる。

現役世代の健康保険料が上昇するが、それでも医療費と拠出金をまかないきれなくなる。

健康保険制度の維持が困難。

これを「2022年危機」と呼ぶのだそうだ。

・Twitterで熱い議論に

ということで、けんぽれんは多くの意見や考えを集めようと Twitter で「10万ツイート達成してみんなの声を国会に届けるぞプロジェクト」を開始! 集まった声を国会に届けるのだという。

そのプロジェクトのハッシュタグ「#このままだと健康保険なくなる説」を見てみると、メッチャ勉強になる!

漠然と「えー、なくなったら困るのでは……」と思っていたのだが、Twitterでは「なくなるの反対!」という声だけでなく、維持していくための改善案、また代替案など様々な声が寄せられている。こういう見方もあるのかと目からウロコなのだ。

・動画も公開

といっても制度は複雑で、将来像を考えるのは難しいかもしれない。そこでけんぽれんは分かりやすく伝えるためにムービーを公開している。

猫がただただ踊り狂うという謎の動画もあり、それはそれで中毒性も高いが、けんぽれんのいう「2022年危機」が簡潔にまとめられているのは「カンニング竹山さんと松木安太郎さんの動画」「蛭子能収さんの漫画」あたりだろうか。

特に蛭子さんの漫画はユーモアがきいており、ちょっと笑えてしまう!

たとえば、健康保険のサポートがなくなると病室には5段ベッドがすし詰めになるとか、お金が足りなくて半分しか治療してもらえないとか……いやいやいやいや、絵的にオモロイけどこれはさすがに言い過ぎなんじゃないの!?




しかし「絶対にない」という確証もないんだよなぁ……

健康保険は大切なことなのに「あるのが当たり前」状態であり議論もしてこなかった。そろそろ真剣に考えるときがきたのかもしれない。「#このままだと健康保険なくなる説」は、すでに10万ツイート達成しているが、11月30日(土)まで継続してみんなの声を集計し、集まった声とけんぽれんが考える健康保険制度を維持するための3つの提案を合わせて国会に提出するそうだ。この機会に健康保険について考えてみてはどうだろうか?

参照元:けんぽれん 「10万ツイート達成してみんなの声を国会に届けるぞプロジェクト」
参考リンク:Twitter #このままだと健康保険なくなる説
執筆:沢井メグ

▼健康保険制度がなくなったら……

▼薬も高くなる!? こういうこともありえそう

▼え!?

▼受け取りたくない!(笑)

▼えええええ……

▼冗談キツいわぁ……