シンプルな料理ほど難しいものだ。九州や関西地方の名物に「水炊き」がある。作り方は各家庭によりさまざまだと思われるが、いずれも重要なのは水と具材だろう。それ故に方向性が定まりにくいというか、イマイチ正解がわかりづらい料理と言えるかもしれない。

そんな時に役立つのが、プロの味。店に食べに行くのも良いが、今回はお手軽な缶詰『博多かしわ水炊き』を薦めたい。この缶詰さえあれば、水炊きのなんたるかがわかる……ような気がするぞ! 

・料亭の味を家庭でも

『博多かしわ水炊き』は、料亭のかしわの水炊きの味を家庭でも簡単に楽しめるようにと開発された商品だ。地域によって水炊きに入れる具材は異なるだろうが、九州では大半が鶏を使うように思う。九州人は個人差があれど、鶏肉好きが多いのだ。すき焼きに、牛肉でなく鶏肉を入れたりするしな。

さて、そんな鶏肉ラバーな九州人の舌も大満足間違いなしな『博多かしわ水炊き』。鶏を丸ごと使い、独自の製法で時間をかけて作り上げられているという。鶏ガラスープとは全く違うモノで、さっぱりとしているがしっかりとした味が特徴だ。

・色が違う! 

缶詰の大きさは4号缶(約425g)と2号缶(850g)の2種類。4号缶で2~3人分あるので、まずはそちらを買って試してみると良いだろう。缶切りで開封すると、中には透き通ったスープがたっぷり。底にはゴロっと鶏肉が沈んでいる。このまま飲んでも美味しそうだな。

しかし缶詰に記載されている説明書きによると、鍋にこのスープを入れて水で薄める必要があるようだ。鍋にスープを入れて水を入れて沸騰したら鶏肉や野菜を加え、火が通ったら完成である。家で適当に作るモノとは明らかに違う! クリアなスープの色からして違うことは一目瞭然だ。 

・いつまでも余韻が残る

実際に味わってみると、鶏の旨味の濃いこと。スッキリしていながら、舌にいつまでも余韻が残るのだ。思わずため息が出るではないか。この味を家で出すのは至難の業だろう。スープだけでなく、具材にもその旨味が存分に染み渡り、大変贅沢な水炊きに仕上がった。

気になる入手方法だが、福岡県内の全ての百貨店には確実に置いてある。記者が購入した際、値段は4号缶で756円、2号缶は1253円。関西や東京の一部店舗でも購入可能だが、確実なのはネット注文。南薩食鳥株式会社のオンラインショップ “博多 旨かばい!” でポチっとできるぞ。 寒くなるこれからの季節にも1家に1缶あれば、重宝すること間違いしである。

参考リンク:南薩食鳥株式会社
Report:K.Masami
Photo:Rocketnews24.

▼料亭の味を家庭でも味わうことができる「博多 かしわ水炊き」

▼4号缶と2号缶があるぞ

▼使い方の詳細は缶の裏に記載されている

▼透き通ったスープの奇麗なこと! 

▼缶の中に入っている鶏肉は鍋に入れても入れなくても良い

▼見た目は家の水炊き、味は料亭の水炊き

▼そのままでも十二分に美味しいが、ぽん酢をかけて食べるとなおウマし