みんな知ってるあたりまえ知識。でも100人いたら1人くらいは知らない人がいるかもしれません。今回は「自転車の鍵をなくした時に無料で開錠してもらう」方法です。
もちろん、安全ピンや傘のボタンを駆使して開けるとか、思いっきり蹴ったら開くとか、そういったグレーな方法ではありません。あの人に頼むだけで無料で開けてもらえる場合があるのです。
・あの人とは
「鍵業者に開けてもらう」「近所の自転車屋に出張してもらう」など、開錠の選択肢はいくつかありますが、いずれもお金がかかります。特に、鍵業者は3000円くらい取られるし、なんかもったいないなあ。そう思った時は、どの町にもいるあの人たちに聞いてみましょう。
そう、お巡りさんです。交番に駆け込んで「自転車の鍵なくしちゃったんですが開けてもらえませんか?」とお願いすると対応してくれる場合があるのです。
・開け方
ただし、お巡りさんなだけに、ピッキングで開錠するといったことはしません。その開錠方法は力技。鍵の遺失物届と防犯登録のチェックを経た後、交番にあるボルトカッターなどで鍵を断ち切ってくれます。
そのため、開錠してもらった後、鍵をつけなおす必要がありますが、これは自転車屋に開けてもらっても同じ。なので鍵屋や自転車屋にそのまま持っていくより安く済みます。
なお、「対応してくれる場合がある」と書いたのはボルトカッターなどがない交番もあるからです。警視庁によると、どこでも対応できるというわけではないとのこと。
・お巡りさんは市民の味方
とは言え、困ったことでお巡りさんを頼るというのは悪いことではありません。ポケットに放り込んだはずのチャリ鍵がない……そんな時は、最寄りの交番で一度聞いてみることをオススメします。なにせお巡りさんは市民の味方なのですから。
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.